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2022.11.18

エイベックスがSDGsを本格化 AAAや古坂大魔王が専門部署メンバーに

プレスリリースより

安室奈美恵や浜崎あゆみなどの人気アーティストを世に送り出し、日本の音楽シーンに金字塔を打ち立ててきたエンタテインメント企業・エイベックス。そんな業界の雄が、サスティナビリティの推進を本格化させている。

エイベックスは11月10日、持続可能な社会の実現に向けてサスティナビリティポリシーを策定したことを発表。具体的なアクションプランとして、サスティナビリティ推進の専門部署を設立するほか、所属アーティストやタレントを活用した普及・啓発活動、所属アーティストやタレントが全国の教育機関で出張授業を行なうプログラムの実施を挙げた。

さらに、同社が持つ知的財産を活かした地域社会や地域経済への貢献、デジタルを活用したスマートライブの先進事例を構築していくことも明らかにした。

専門部署の設立メンバーとしては、エイベックスグループ所属の與(あたえ)真司郎(AAA)を始め、お笑い芸人でプロデューサーの古坂大魔王、恋愛リアリティ番組「テラスハウス」で注目を集めた田辺莉咲子などが参加。同社社員や外部の有識者、大学生などと共に、活動を進めていく。3名は出張授業プログラムでも、講師を務める。

與は留学先のLAでコーチングやメンタルヘルスを学び、2021年3月には文科省主導の高校生向け国際交流イベントにも登壇。今年8月に上梓した書籍「すべての生き方は正解で不正解」(講談社) でも、ブレないマインドやメンタルヘルスについて若い世代へエールを送っている。

古坂は、プロデュースするピコ太郎が2017年から外務省の要請でSDGs推進大使を務めたほか、2021年には国連環境計画(UNEP)サスティナビリティアクション アドバイザーに就任。サスティナビリティ関連イベントや講演会にも多数登壇している。

日本の音楽シーンで一時代を築いたエイベックス。最大の武器であるアーティストやコンテンツ力を活かして、サスティナビリティにおいても業界のトップランナーになれるのか。その行方から目が離せない。

文 = 大柏真佑実

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