フォーブスが15日午後に、サンディエゴの自宅にいたエリック・フロンへーファー(Eric Frohnhoefer)に電話をかけたところ、彼はこの突然の解雇について会社から正式な連絡は一切受けていないと話した。
「いや、何もない」と彼は言った。「あの連中は全員、臆病者の群れのようだ」
ベテランエンジニアを気まぐれに公の場で解雇したことは、ツイッターの実権を握ったマスクの常軌を逸したアプローチを示している。
マスクとフロンへーファーの争いは、マスクが日曜日の朝に、「多くの国でツイッターの動作が非常に遅いことを謝罪したい」とツイートしたことから始まった。その数時間後、フロンへーファーは「私はAndroid版ツイッターに6年以上携わっているが、その認識は間違いだ」とツイートで返した。
2人は、Androidアプリのパフォーマンスに関する技術的な問題をめぐって、ツイッター上でやりとりし、マスクは日曜日の午後にこう尋ねる場面もあった。「Androidのツイッターは非常に遅い。それを直すために何をやった?」
その日のうちに、他のユーザーがフロンへーファーが公の場でマスクを批判していることを諌めた後、フロンへーファーはこう答えていた。「彼(マスク)は個人的に質問すべきかもしれない。SlackやEメールを使ってね」
さらに月曜日の午前8時1分に、3人目のユーザーが口を開いた。「このような態度では、おそらくこの男をチームに入れたくないだろう」と。
そのわずか1分後に、マスクは「彼はクビだ」と捨て台詞を吐いた。これを受け、フロンへーファーは敬礼の絵文字でそれに応えた。
ツイッターに8年以上勤続した41歳のフロンへーファーによると、終わりはかなり突然に、月曜日の午後1時ごろにやってきたという。「ラップトップが締め出されてしまって、もう戻れないんだ」と彼は言った。