何千人ものファンが押し寄せた結果、チケットマスターのサイトは15日朝にクラッシュした。
同社は、今週末にチケットの一般発売を開始するが、事前に「認証済み」のファンに先行販売を開始していた。チケットマスターは、「すでに数十万枚のチケットが販売された」とツイートしている。
ツアーのスポンサーである金融機関大手のCapital Oneは、同社のカードを持つ顧客に別の先行販売を行う予定だったが、「歴史的なチケット需要に対応するために、明日まで発売を延期する」と発表した。
一般向けのチケットは、18日の現地時間午前10時に発売される。
民主党のアレクサンドリア・オカシオ・コルテス議員は、スウィフトのファンたちからの苦情を受けて「チケットマスターは独占企業だ。ライブネーションとの合併は決して承認されるべきではなかったし、彼らは規制されるべきだ」とツイートした。
エラズは、スウィフトにとって5年ぶりのツアーで、この間に彼女は「ミッドナイツ」を含む4枚の新作アルバムと2枚の旧作の再録をリリースしていた。Varietyによると、彼女の2018年の「レピュテーション」ツアーの売上高は2億6610万ドル(約370億円)で、北米におけるチケット売り上げの記録を更新した。
今回のツアーに対する高い需要から、スウィフトはエラズのラインナップに17公演を追加し、50日程を超える彼女のキャリアで最大のツアーとなった。チケットマスターがファンの非難を浴びるのは、今回が初めてではない。チケット販売最大手の同社はハリー・スタイルズのファンからも、価格をつり上げ、転売屋を儲けさせていると非難され、怒りを買っている。
ミッドナイツはビルボード200で初登場1位を獲得し、収録曲がHot100のトップ10をすべて制覇し、スウィフトは史上初の記録を樹立した。
フォーブスは今年6月にスウィフトの保有資産を5億7000万ドルと試算していた。
(forbes.com 原文)