それによりますと、2021年と比較して2022年はウェビナーの視聴頻度が増えたと解答した人は60%以上に上り、同程度と回答した人を含めると、95%を占めています。ウェビナーによる情報取集活動というのはかなり浸透していることがわかります。
今後参加するならウェビナーとセミナーどちらかの設問では、ウェビナーがセミナーを少し上回る程度で、どちらでもよいと回答した人が約33%といちばん多くなっています。
細かく見ていくと、20代、30代の人は、2021年の調査と比べるとウェビナーよりセミナー派が増えているのに対し、40代以上はセミナー派が縮小する傾向にあります(どちらでもよい派も多いですが)。デジタル世代と呼ばれる若者のほうが、アナログ的なセミナーのほうに興味があるという結果は、少々意外かもしれません。
一方企業側は、今後ウェビナーとセミナーどちらを開催するかの設問に対し、53.8%がウェビナーと答えており、ウェビナー志向になっています。ただ若者はセミナー志向も多いため、セミナーとウェビナーの両立を考えていく必要があるでしょう。
展示会も徐々に復活し、オンラインだけでは不足していた人と人とのつながりの必要性に気がついた人たちは、セミナーへの参加を希望しているのかもしれません。