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2022.11.15 13:00

【11月第2週資金調達まとめ】民間版の世界銀行を目指す五常・アンド・カンパニーが70億円調達

国内の成長産業及びスタートアップに関する幅広い情報を集約・整理し、検索可能にした情報プラットフォーム「STARTUP DB」では毎週、資金調達のサマリーを発表している。この記事では、11月2週目の“注目のトピック”として選ばれた5件の資金調達について紹介する。

五常・アンド・カンパニー


調達額:70億円
調達先:ACA Investments / CAPITAL X / FFGベンチャービジネスパートナーズ / HAKUHODO DY FUTURE DESIGN FUND投資事業有限責任組合 / HFAキャピタル / KDDI新規事業育成3号投資事業有限責任組合 / QRインベストメント / SMBC日興証券 / Samurai Incubate Fund6号投資事業有限責任組合 / iSGSインベストメントワークス / ツネイシキャピタルパートナーズ / ベンチャーラボインベストメント / 丸紅 / 伊藤忠商事 / 住商ベンチャー・パートナーズ / 公益財団法人橋本財団 / 千葉道場 / 宮銀ベンチャーキャピタル / 他複数の個人投資家
備考:シリーズEラウンド

新興国向け小口融資サービスを展開するスタートアップ。

世界中の新興国で低価格かつ高品質な金融サービスの提供を目指して事業を行っている。

同社は現地国企業の買収・設立を通じて世界中にマイクロファイナンス子会社をもち、各国での適切な経営のもと、質の高いサービスと従業員を育て、事業を拡大している。

同社は各国のマイクロファイナンス機関の持株会社の形態をとっており、パートナーの選定にも力を入れて着実に展開を進めてきたことで、質の高いサービスの提供を実現している。

創業以来、30日以上延滞率は1%未満と貸付債権の質を維持しながら、年率200%以上のペースで事業を成⻑させた。

2022年9月末時点で、同社グループ全体の融資顧客数は139万人、運用資産残高は1000億円超となった。

2022年11月にはGMO VenturePartners、TGVest Capital 及びSOMPOホールディングスのCVCからの追加出資に加えて、ACA Investments、SMBC日興証券株式会社、QRインベストメントなど計21社にのぼる国内外の機関投資家及び、複数の個人投資家から、合計70億円をE種、E2種及びE3種優先株式により資金調達を実施。

今後、インドを中心に新型コロナを乗り越えて成長再加速する既存グループ会社の財務基盤強化及びデジタル化の推進、アジア・アフリカ地域における新たな投資先の買収等を主たる資金使途として、シリーズEラウンドの最終クローズに向けた資金調達を継続する方針だ。
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文=STARTUP DB

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