3. 仲間を作る
有害な上司と一緒に働くことはいら立たしく、心を疲弊させかねないことだ。そのため、あなたの仕事や毎日の体験を認め、支援してくれる仲間を作ることが極めて重要だ。仲間を作る上で見つける必要があるのは支持者、メンター、支援者だ。
支持者は、あなたや上司と緊密に連携するチームメンバーかもしれない。メンターは職場で苦難を経験するあなたを知恵で導ける人であるべきだ。また支援者は、あなたがまだ入れない部屋であなたの仕事について議論し、あなたのパフォーマンスや実績を請け負うことができる人物だ。
こうした関係性を構築するまでには時間と意思が必要かもしれないが、その価値はある。客観的なフィードバックを与え、あなたが他者の目につくようにし、仕事であなたのために新たな機会を作り出してくれる上級管理職や役員とのつながりであればなおさらだ。
4. 強い自信を持つ
私は有害な職場で働いてきた優秀な人材を指導してきた経験から、こうした体験が人々の自信を損いかねない場面を直接目にしてきた。気をつけていなければ、自分のスキルや能力を疑うことになりかねない。
ある日突然、自分自身やこれまでとても努力して習得したスキルがもはや信じられなくなることがないよう、自信を維持することが欠かせない。
そのための一つの方法には、オフィス以外で楽しめることを作り、自分のアイデンティティーをキャリアから分離することがある。新たな趣味を始め、家族や友人とより多くの時間を過ごそう。
たとえ週に1度でも、仕事の後に何か楽しいことやリラックスできることをする習慣を持とう。キャリアが悪い意味で生活に食い込んでいる場合は難しいことかもしれないが、心の安らぎや自尊心を維持するには欠かせないことだ。
5. 退職の準備をする
有害な上司はなんとか扱えても、それが今のキャリアで活躍する障壁になっていると感じる場合は転職の計画を立てるべきかもしれない。
今もその会社が好きな場合は、より良い上司の下で働く社内の別の仕事を探せばよいかもしれない。今の場所に残ることに価値が見出せない場合は、どこかで新たな仕事を始めるチャンスかもしれない。
知らない悪魔よりも知っている悪魔と付き合う方が楽だと思うかもしれないが、より良い仕事環境を見つける機会を持てば、長期的に見てキャリアに良い影響が及ぶ。
有害な上司の相手が楽ではないのは確かだ。正しい視点と境界線を設けなければ、あなたに負担がかかる。辞めるにしろ残るにしろ、ここに挙げたステップを実践する時間を持つことで、厳しい時期でも正気と心の平和を維持することができるだろう。
(forbes.com 原文)