92%は過去に大麻を使用したことがあると報告。現在使用している人は86.1%、月に少なくとも1度使用している人は83.5%だった。
現在使用している人のうち、医療・娯楽の両方の目的での使用は51.5%、娯楽のみでの使用は30.8%、医療目的のみの使用は17.7%だった。
大麻使用経験がある人のうち、更年期障害の症状緩和のため使用したと答えた人は78.7%。対処した症状で多かったのは上位から睡眠障害(67.4%)、気分障害・不安(46.1%)、性欲減退(30.4%)だった。
調査結果は、大麻に更年期障害の症状緩和効果がある可能性を示すものだが、注意すべき点もいくつかある。
まず、参加者の大半が白人だったことから、この調査結果は一般化できない可能性がある。更年期障害の症状には人種間で違いがあることが分かっており、例えば黒人は血管関連の症状が現れるリスクが高く、ヒスパニック系は白人よりも気分の変化を経験する可能性が高い。
また研究チームは、調査が自己申告に頼ったものであることから、思い込みや不正確な記憶の影響を受けている可能性があることを認めている。
最後に、この調査では、女性たちが使用した大麻の成分構成や量も考慮していない。こうした要素は、更年期障害治療の有効性や使用者の安全に大きな影響を与え得るものだ。
(forbes.com 原文)