Fitbitは、「プロジェクト・イレブン」と呼ばれるプロジェクトで、「年長の子供がスマートフォンやSNSと健全な関係を築けるように設計されたウェアラブル」を作ることを目指しているという。
この話からは多くの疑問が浮上する。その一つは、「年長の子供」というのが何歳くらいを意味するのかというものだ。また、スマートウォッチがどのようにSNSとの関係を関係を改善できるのかというのも、気になるところだ。
その1つは、特別な通知システムを設計して、アラートが鳴るたびに子どもが携帯電話を手に取ることを防ぐことかもしれない。また、このウォッチが単体で通信機能を持ち、親たちが幼い子供に携帯電話を買い与える必要をなくすことも考えられる。
このウォッチは2024年の発売が予定されているとのことで、細かな仕様はまだ確定していないとされる。また、Business Insiderによると、毎月新しいストラップを送り出すというコンセプトも検討中というが、電子ゴミが環境に与える影響が懸念される中、この試みが受け入れられるかどうかも定かではない。
親たちが自分の子供を追跡するためのスマートウォッチは、普及が進んでいるが、主流のウェアラブル製品に比べると少し話題に欠けている。この分野では、AngelSense などの企業が、GPSを搭載したネット接続に対応するサブスクリプション型のデバイスを販売中だ。
Fitbitは、これまでネット接続機能を持つスマートウォッチやトラッカーを作っていない。同社のFitbit Ace3は、ペアレンタルコントロール機能を備えた子供向けのファミリートラッカーで、価格も70ドル程度と手頃だ。
(forbes.com 原文)