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2022.11.21

「長く働きたい」と思える場所で、高まる組織貢献への意欲──コンサル・事業会社の両経験を生かして躍動

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「電通デジタルは4社目です。働き始めた時から常に自分の武器を見つけたいという想いがあり、立ち止まって自分のキャリアを考えることが多く、2社目、3社目でも『キャリアの方向性をこのまま固めて良いものか』という悩みがいつもどこかにありました。
けれど、電通デジタルに入社してからは、その感覚が全くなくて。入社から1年ほどですが、ここは自分が長く働く場所だと感じています」

自身のキャリアを振り返りつつ、晴れやかな表情で語るのは、電通デジタルのテクノロジートランスフォーメーション部門 データマネジメント第1事業部 第3グループに所属する金子圭介である。

SIer、外資系コンサルティングファーム、事業会社と、キャリアの幅を広げるために転職を繰り返してきた金子。彼が、ようやく腰を据えて働きたいと思えた場所が、電通デジタルなのだという。

そう思えるのも、スキルセットの拡充を継続しながらも、自身のこれまでの経験やスキルも存分に生かせており、組織貢献への意欲が高まっているからこそ。

常に考えることを止めずに、キャリアを切り開いてきた金子のストーリーを振り返りながら、複数社を経験しているからこそ電通デジタルで活躍できる姿に迫りたい。

「腰を据えて長く働きたい」と選んだ4社目


金子のキャリアは、SIerからスタートした。

経験を積むうちに、システム開発だけに従事するのではなく、ビジネスとITを結び付けたいという気持ちが強まった。同じ頃、中小企業診断士の資格も取得。いずれコンサルタントとしての独立を視野に入れていたこともあり、外資系コンサルティングファームに転職を決めた。

しかし、戦略コンサルタントとして働く中で、コンサルティングの難しさも思い知る。

「コンサルタントは、“論理的に正しい戦略”を描く役割だと思っていたものの、実際“正しい”ものなど無くて。クライアントが欲しているものを引き出し、汲み取って、そのニーズに合う提案を用意すべき仕事だと理解した時に、キャリアの方向性に迷いを感じました」

違和感が拭えず、RPA導入チームに異動。仕事内容は肌に合っていたものの、1社目とほぼ同じ仕事をすることになり、「30歳を過ぎた年齢を踏まえても、このままではキャリアの幅が広がらないのではないか」と焦りを感じた。また、在籍1~2年で転職するメンバーが周りに多かったこともあり、新天地を探した。

そして、3社目に選んだのが運輸業のDX部門。これが、金子にとって初の事業会社となる。

しかし、事業会社ならではの苦労も経験する。「特に大企業の場合、事業会社の社員は、プロジェクトを回すために必要な潤滑油のような存在です。車で例えるならば、エンジンでも、ハンドルでもなく、ギアのような存在だと感じました。そう感じた時、『自分はギアになりたかったのだろうか』と再び立ち止まりました。いい歳して迷ってばかりなのですが、人生一度きりですので」と、笑いながら話してはいるが、非常に悩んだ末、退職の道を選んだ。

事業を直接的に推進するエンジンや意思決定者(ハンドル)になるべく、フリーランスも含めて働き方を広い視野で模索しようと、Webデザインのスクールに通いつつ転職活動をしていた金子。転職する場合、所属先を決める上で重視したい、複数の軸があったという。

「まずは、スキルと経験の幅を得ることです。私は物事を突き詰める専門家タイプではないので、幅の広い適応力を売りにしないと、エンジンとしてもハンドルとしても活躍できない、と考えました。その上で重視したのが、マーケティングのような“売上拡大”を支援する経験ができること。これまでは、効率化やデータの可視化といった、コストカット寄りの仕事が多く、将来コンサルタントとしての独立を視野に入れるなら、両面を経験しておきたいなと。

他には、落ち着いて長く働ける会社であることも重要な条件でした。Webデザインスクールに通う中でフリーランスの世界を横目に見る機会があったのですが、正直、小学生と保育園の子どもがいる自分には難しいな、と実感しました。ある程度子どもが成長するまでは、落ち着いた労働環境が必要なことを、Webデザインスクールで逆説的に学んだのです」

電通デジタルを選んだのは、まだ兼ね備えていなかったデジタルマーケティングのスキルを磨くことができて、市場価値を高められそうという期待があったから。また、社風や働き方改革に注力している点にも、強く惹かれたという。

「別企業とも最後まで迷ったのですが、電通デジタルの事業部長が語るビジョンは地に足が着いていて、堅実に目標に向けて歩む会社だと伝わり、信頼できると思いました。
私自身も、事業会社側の目線を得て、以前の自分よりレベルアップしているはず。それに、伴走してもらう側を経験したことで、プロジェクト現場でエンジンとして働ける対クライアントワークの魅力も実感して。改めて腹を括って挑戦しようと決めたんです」

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クライアントと向き合う上で役立った、事業会社での経験


データマネジメント事業部は、Google CloudやGoogle Analytics(GA)を用いたデータ分析やWeb解析を担当する複数のグループから構成されている。

金子が所属するチームは、主としてデータ基盤構築を担う。さまざまな流入経路から取得したデータを、分析しやすい形に加工するデータパイプライン構築や、機械学習自動化ツールの導入プロジェクトなどに参画している。

小回りの利く体制で動くことが多いため、金子は、ITコンサルタント・システムエンジニア・PMを兼ねる役割を果たす。事業会社での経験を生かして、スムーズに案件を進行したエピソードも多い。

例えば、とあるクライアントのDMP運用案件でのこと。機械学習自動化ツールの利用支援、BIダッシュボードの改修提案を行なうプロジェクトで、金子はPMを担当することになった。

「一般的に、SIerやコンサルティングファームの目線では、自社のスコープで話し過ぎてしまったり、お客様の反応を気にして表現が遠回しになり、結果的に相手に伝わらないといった状態に陥りがちです。私も、以前はそうでした。
しかし、事業会社を経験したからこそ、お客様と私たち支援側は対等であり、一緒にプロジェクトを進めていく存在だという認識があって。構え過ぎず、臆することなくクライアントと話せたため、分かりやすさに繋がって、信頼を獲得しました」

別のプロジェクトでも、金子の活躍が光った。クライアントからBIレポートの改修を依頼されて提案を行なったものの、費用がクライアントの予算より高額であったため、話し合いが難航していた案件でのことだ。

金子はこのプロジェクトに着任後、新たな視点から再提案を行なった。

「ちょうど、クライアント社内にデータアナリティクス部門が新設されるタイミングだったので、『社内で改修してはどうか』と勧めたんです。『社内で改修することを目指した、ツール研修の提供であれば、ご予算内に収まりますよ』と。
その提案を受け入れていただいて、最終的にはBIレポートの改修を伴わないシンプルな内容で受注に至りました。自社から見ると受注見込額は減りましたが、ゼロではありませんし、価格交渉に終始して、無理に単価や期間を調整して疲弊するよりも良かったと思っています。どうなればクライアントの問題解決に一番近づけるのかを考えつつ、自社の都合も考えて、理想的な着地に落ち着けられたと思います」

この提案の結果、クライアントの自走を促すことにも繋がった。クライアントの要求を100%そのまま実現することにこだわるのではなく、発想や視点を転換して着地点を見つけられるのも、事業会社側の心情が分かるからこそだ。

現在はデータマネジメントの仕組みづくりに従事している金子だが、ゆくゆくは別の仕事に挑戦したい願望もある。

「データ分析を基に施策を提案して、クライアントと一緒にトライ&エラーをしながら、売上拡大を支援できるような仕事をしてみたいですね。また、せっかくマーケティングの会社に所属できたのだから、顧客データに応じて広告クリエイティブを調整したり、生活の中で目に触れるような仕事にも携われたらいいなと思います。
今の業務を通して、GAやGoogle Cloudの周辺知識を身に付けられているので、そうした下地を活かして、いつかチャレンジの機会を得られたらと思っています」

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新たに生まれた思い、「ノウハウを還元し、組織に貢献したい」


コンサルティングファーム時代から個人主義が染み付いていたという金子だが、電通デジタルに入社してからは、組織貢献への意欲が高まっているという。

きっかけとなる出来事が、入社半年後にあった。

クライアントへの新規提案に当たって、提案書作成からプレゼン構成の検討までのほとんどが、金子に託されたのだ。この時作成した提案書は内容に優れ、上司からの評価も高く、以降の提案時にはこの提案書が参考として利用されることになったのだという。

また、この提案を機に、事前に技術情報を整理し協力会社との体制を整備すれば提案スピードを上げたり、プロジェクトの確実性を高めたりすることが可能と気付き、必要性を上司に訴えたところ、すぐ下期の活動計画に盛り込まれたという。

「社歴の浅い自分の意見であっても、的確で内容が良ければ積極的に採用してもらえるのがうれしいです。上司も同僚もとにかくアットホームで、困ったら協力し合う文化があるので、自分ももっと貢献したいと思えるんです」

金子が驚いたのが、ナレッジシェアの文化だ。例えばGAの最新アップデート内容のまとめなど、テーマを網羅した社内研修用動画が用意されているため、情報のキャッチアップがしやすい。個人主義ではなく、“ナレッジを組織に持ち帰る”姿勢が浸透しているからだ。

こうした組織貢献の仕組みと姿勢は、働きやすい環境整備に支えられているというのが、金子の見解だ。

「そもそも所定労働時間は7時間に設定されており、労働環境改善に対するトップの意識がすごく高い。こうした環境で働けているからこそ、組織に貢献したいと思える心の余裕が生まれるのかもしれません」

今後もしやりたいことが変わっても、グループ内での異動などの道を模索して、なるべく長くこの会社で働きたい──。

取材中、金子は何度もそう話していた。

自身のキャリアアップと組織貢献。ようやく見つけた両方を満たせる環境で、金子は対社内外で惜しみなく力を発揮している。

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Promoted by 電通デジタル | text by Yumika Kuramoto | photographs by Shunichi Oda | edit by Masako Kihara(HIGHKICKS)

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