フロリダ州で「Z世代の民主党議員」誕生、銃規制訴える25歳

マックスウェル・フロスト(Stephen M. Dowell/Orlando Sentinel/Tribune News Service via Getty Images)

11月8日の中間選挙で、フロリダ州では史上初の「Z世代の民主党の連邦議会議員」が誕生した。多くのアメリカ人が政治家の高齢化を懸念する中、民主党のマックスウェル・フロストは、25歳で下院議員の当選を確実にし、「フロリダの人々やZ世代、そして我々がより良い未来に値すると信じるすべての人のために歴史を作った」と語った。

フロストは「故郷を代表して米国議会に参加する機会を得たことに感謝する」とツイッターに投稿した。彼は、銃規制を訴える生徒たちによる「March For Our Lives(命のための行進)」や米国自由人権協会(ACLU)の活動家として知られ、対立候補の共和党のカルバン・ウィンビッシュに勝利した。

連邦議会議員の最低年齢は25歳とされている。

フロストの当選は、バイデン大統領(79歳)やダイアン・ファインスタイン上院議員(89歳)など、著名な政治家の高齢化と能力について多くの米国人が疑問を抱いている中で注目を集めている。Insiderが最近行った調査で、約4人に1人の議員が70歳以上で、米国人のほぼ半数が40歳以下であるのに対し、40歳以下の議員はわずか5%であることが判明していた。

しかし近年は、記録的な数の若い政治家が上下両院の議席に加わっている。2018年に民主党のアレクサンドリア・オカシオ・コルテスは、29歳で当選し、最年少議員の一人となった。2020年には、共和党のマディソン・コーソーン議員(ノースカロライナ州選出)が25歳で最年少議員となったが、再選は逃した。

8日の中間選挙で「史上初」の称号を獲得したのはフロストだけではない。マサチューセッツ州のマウラ・ヒーリー議員は、米国初のレズビアンを公言する知事になった。

forbes.com 原文

編集=上田裕資

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