つまり、このスペースプレーンがどんなミッションを与えられているにせよ、すでに前例のないことだったが、最近さらに一歩前進し、おそらく先々週のどこかの時点で新たな物体が軌道に放たれている。
Orbital Focusによると、この物体は10月31日に初めて米国宇宙軍のデータに現れ、当初スペースプレーンに接近していたため、観測者らは同機はドッキングするのではないかと想像している。
China Spaceplane
New companion (54218/2022-093J) still holding station, probably
Using thrusters or may be tethered
It separated sometime Oct 24 - Oct 30, before there was enough confidence for Space Track to issue orbit data Oct 31https://t.co/RpUCh030th@AJ_FI — Orbital Focus (@OrbitalFocus) November 2, 2022
しかし過去数日間の追跡データによると、2機は徐々に離れはじめ、11月4日時点では約5キロメートルの距離にいた。
それがどんな物体なのか、どんな目的なのか、はっきりとはわからない。中国当局はこのミッションについて、8月に初めてスペースプレーンを打ち上げたことを大まかに認めたこと以外、沈黙を続けている。
似たような物体は、2020年にスペースプレーンが2日間飛行した際にも投入され、マイクロ波信号を数週間発信し続けた。
Imaged the #Chinese experimental #Spaceplane passing over the roof of my house in Leiden, the Netherlands, about an hour ago.
— Dr Marco Langbroek (@Marco_Langbroek) October 2, 2022
Canon EOS 80D + Samyang 1.4/35 mm at F2.0. 4 seconds, 800 ISO. pic.twitter.com/4WDsR7JzIc
中国の謎のスペースプレーン計画について、わかっていることのいくつかを以下に挙げる。
1. スペースシャトルに似たこの無人機は、米国空軍が使用しているボーイングX-37Bよりも著しく小さい。X-37Bは、現在2年以上続いているミッションで飛行中だ
2. 中国のスペースプレーン計画は、最近巨額の資金を中国政府から受け取った
3. 中国は、世界中の2点間を超高速で移動する能力をもつ準軌道飛行用宇宙船のテストも行っている
中国が私たちの頭上でやろうとしていることに関するそれ以外の詳細は、今も宙に浮いている。
(forbes.com 原文)