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2022.11.07 13:30

米入国時の注意事項変更、パスポートへの入国スタンプ廃止の流れ

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最近、米国によく旅行している人は入国時に米税関・国境警備局(CBP)の職員がパスポートにスタンプを押さず、オンラインで入手できる出入国フォーム「I-94」の記録に頼ることが多くなってきたことに気づいているかもしれない。米税関・国境警備局のウェブサイトにはそのような告知はないが、最近米税関・国境警備局が米国に到着した外国人のパスポートに入国スタンプを押さないことを発表したという記事がいくつかネット上に出ている。どうやらこの新しい手法は段階的に導入されているようだ。

パスポートスタンプの歴史

パスポートの入国スタンプはこれまで外国人の米国入国を記録する主な方法だった。スタンプには入国した場所、日付、入国資格(カナダやメキシコの国籍保有者対象のTNビザや学生向けのF-1ビザなど)、そして許可されている在留期間などが記載されていた。パスポートの入国スタンプに記載されていたこれらの情報は現在、外国人の公式入国記録であるI-94に記録されている。I-94は入国時に外国人に発行されるのではなく、オンラインで管理され、オンラインで入手することができる。I-94の案内はこちらにある。

入国時にI-94の記録をよく確認しよう

どうやら米税関・国境警備局は入国手続き合理化のためにパスポートの入国スタンプを廃止しようとしているようだ。そのため、外国人は合法的な入国ステータスであることを証明するためにI-94のウェブサイトを利用することになる。従って入国記録が正確であることが非常に重要になる。例えば、I-94は外国人が雇用の合法性を満たすために雇用主に渡す就労許可証の証拠としても使用することができる。パスポートのスタンプがなくなることは、米国での滞在の合法性を示そうとする人にとって大きな欠点となる。今回の廃止により、外国人は入国後にI-94の出入国記録が正確かどうかを確かめるしかできなくなった。
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翻訳=溝口慈子

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