夜更かしして午前2時にショッピングをしている人が多いと考える人がいるが、遅い時間にネットで買い物をする傾向がある人は10%以下だ。遅い時間にネットショッピングをする人は1年に費やす配送料が高い傾向にあり、850ドル(約12万6000円)近かった。夜遅くに購入されたものは、全ての購入者が購入するものと大きな違いはない。
毎日配送を受けると答えた男性は女性よりはるかに多く、男性64%に対し女性は36%だった。
配送の未来
配送はこれからも成長と進化を続ける。消費者が自分に合ったネットショッピングの方法を学び、小売企業がそのニーズに合わせるにつれ、ネットの利便性は成長を続けるだろう。
処方された眼鏡類など、現在はネットで購入するのが非常に難しいカテゴリーでは開発が進み、商品に手が出しやすくなる。トポロジー(Topology)と呼ばれる企業はiPhoneやiPadを使って顔を測定し、店内と同じくらい正確な試着ができるアプリケーションを開発した。
このような技術は今後、試したことがない食品や飲料のように、以前はネット購入できなかった商品をネット販売に移行させることを可能にするだろう。
ネット販売普及の重要な波及効果は、実店舗も進化が求められる点だ。実店舗が消費者を集め続けるためには、より関心を引き面白く、個人に合わせた商品やサービスが必要となる。ジェネレーションZ世代の消費者は意外なことに、店舗での体験がネットで提供されているものと同じである限り実店舗での買い物を強く好む傾向にある。
ネット販売の導入と配送は、小売業界がこれまで直面した特に重要な課題であり、その消費者と小売業者への影響は今後数十年にわたり続くだろう。
(forbes.com 原文)