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2022.11.02

牛乳石鹸と言えば赤い箱?青い箱?

石けんを買いにいくと、よく目にするのが牛さんのマークの牛乳石鹸の箱。赤と青、どっちを選ぶべきかと店頭で迷っている人は、どうも素人らしい。

牛乳石鹸の愛用者には、ずっと同じものを使い続けている赤箱派と青箱派がいる。しかも、関西は赤、関東は青が多いという言い伝えもあった。そこで牛乳石鹸は、全国4700人を対象に大規模調査を実施。はたして、伝説は正しかったのか?

牛乳石鹸の顔とも言える「カウブランド赤箱」と「カウブランド青箱」。1928年に大阪で最初に誕生したのが赤箱だった。青箱が生まれたのは、それから約20年後のこと。違いは、「やさしいローズ調の花の香り」で「ゆたかでクリーミィな泡立ち」で「しっとりすべすべのなめらか美肌」になるのが赤箱、「さわやかなジャスミン調の花の香り」で「ゆたかでソフトな泡立ち」で「さっぱりすべすべ肌」になるのが青箱だ。また赤箱には、うるおい成分「スクワラン」が配合されている。

さてこの、しっとりの赤箱とさっぱりの青箱で好みが分かれるのだけど、昔から関西は赤、関東は青とよく言われてきた。その根拠となっているのが、「関西では赤箱が、関東では青箱が多く販売されているのです」という牛乳石鹸の見解だ。しかし、本当にそうなのか。牛乳石鹸が今回行った全国調査では、意外な結果となった。たしかに近畿地方では赤箱派が多いが、東京から北海道に至るまでの東日本でも赤箱派が優位だったのだ。東で強いと思われていた青箱派は、中部、中国、四国、九州、沖縄で優位だった。ただし全体では、赤箱派は50.8パーセント、青箱派は49.2パーセントと拮抗している。

赤箱が好まれる理由は、「りっとり感がある」と「乾燥しすぎない」が多数。青箱は「さっぱりする」と「泡切れの良さ」が多数となっている。適当に選んでいるのかと思ったら、けっこうみなさん、わかっていらっしゃる。

牛乳石鹸では、11月1日から1月10日にかけて、「カウブランド赤箱・青箱どっち派?」キャンペーンを実施し、さらに詳しい調査を行っている。Twitter、Instagram、または牛乳石鹸ウェブサイトの応募フォームから応募できる。赤箱または青箱にまつわるエピソードを添えて投稿してほしいとのこと。抽選で20名に希望する色のメガ箱(216個入り)、100名にデカ箱(27個入り)が当たる。

文 = 金井哲夫

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