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2022.11.01

ツイッターが短編動画アプリ「Vine」を復活へ、早ければ年内に

Getty Images

ツイッターのCEOに就任したイーロン・マスクは、かつて人気を誇った短編動画アプリ「Vine」の新バージョンの開発を従業員に命じたと、ニュースサイトAxiosが報じた。

Vineは早ければ今年中に再始動する可能性があると、関係者はAxiosの取材に述べている。

ツイッターは、TikTokの先駆けとされるVineを2012年に推定3000万ドル(約45億円)で買収したが、2016年に閉鎖していた。Vineの復活の可能性に関するニュースは、マスクがこのサービスの復活に関心があるかどうかを尋ねるアンケートをツイッター上で行い、280万人のユーザーが復活を支持してから24時間足らずで報じられた。

マスクは27日にツイッターの経営権を正式に取得したばかりだが、すでに元CEOのパラグ・アグラワルを含む幹部らを解任しており、ワシントン・ポストの報道によると、スタッフの約25%を解雇する予定という。また、彼はアカウントの認証バッジに月額20ドルを課金する計画だと報じられている。

マスクは、買収を成立させる前にツイッターのコンテンツモデレーションルールについてしばしば不満を漏らしていたが、28日には自社の評議会の意見を聞くまでの間、大きな決断は下さないと述べた。

6秒間の動画で人気を博したVineの人気ユーザーの多くは、その後TikTokに活躍の場を移していた。現在の動画のSNSは、Vineが存在した時代よりもはるかに競争が激しくなっており、インスタグラムのReelsやユーチューブのショート動画も、このスペースの主要なプレーヤーとなっている。

「Vineを独立したアプリとしてリリースするのではなく、ツイッターの中に統合してほしい」というツイッターユーザーの意見に対し、マスクは30日夜に「100点満点(絵文字で)」と返信した。

forbes.com 原文

編集=上田裕資

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