「焼き上がったらすぐに、(輸送のための)気密性の高い袋に製品を入れ、鮮度がよく保たれるようにしています」とフィリップスは述べる。また、チップ・シティの拡大に伴い、好条件での店舗賃貸の交渉に関して、EHIから支援を得られる可能性もあるという。
調査会社モードー・インテリジェンス(Mordor Intelligence)によれば、クッキーカテゴリーは米国で急速に成長しており、2021年の売上総額は116億8000万ドルにのぼった。ムーリー(Mmmly)、マキシンズ・ヘブンリー(Maxine’s Heavenly)、ラスト・クラム(Last Crumb)といった一群の新興ブランドの勢いにより、2022~2027年の年平均成長率は3.38%に達すると予想されている。
だが、チップ・シティにとって、小売業への参入は短期的な優先事項ではないとフィリップスは言う。「小売業は、非常に違うタイプのビジネスです」とフィリップスは話す。「我々は、できるかぎり最高の製品と体験をつくり、お客様と従業員のためにチャンスを生み出し続けたい。それだけを目指しています」
(forbes.com 原文)