オランダのティルブルグ大学のテス・ファン・デル・ザンデンを中心とする研究者らは「オンラインデートでは、プロフィールの自由記述欄がオリジナリティを存分に発揮する機会を提供している」と述べている。「オリジナリティの高いプロフィールは知性、ユーモアのセンス、魅力といった他のポジティブな側面でも高いスコアを出す傾向があり、自ずと人々がその人とデートしたいと思う傾向が高い」という。
これらの結果は、多くの出会い系アプリが提供するアドバイスと一致している。例えば、デートプラットフォームのEharmony(イーハーモニー)は「プロフィールが定型文ばかりのユーザーは、プロフィールにその人の考えやオリジナリティ、ユーモアのセンスが見えるユーザーよりも、メッセージや反応が少ない傾向にある」と述べている。
この結論に到達するために、研究者達は、オランダの2つの人気出会い系サイトの中の3万1000以上のプロフィールのサンプルから、308のプロフィール文章を選び出した。
そして、775人にこれらのプロフィールを5つまで読んでもらい(写真はぼかしてある)「このプロフィール文にはオリジナリティがある」「この人とデートに行きたい」「この人は知的だと思う」「この人はおもしろいと思う」「この人は変わっていると思う」「この人は格好良いと思う」「この人は親切だと思う」「この人を好きになるかもしれない」といった項目に回答してもらった。