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経済・社会

2022.11.08 09:30

ウクライナ侵攻は経済、金融商品にどう影響したか

Getty Images


穀物相場はどのように変化したのか


【穀物等の国際価格の動向(ドル/トン)】
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出典:https://www.maff.go.jp/j/zyukyu/jki/j_zyukyu_kakaku/attach/pdf/index-17.pdf
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穀物相場については世界的な異常気象の出現などの影響もあり、基本的には価格が上昇するトレンドに変わりはないと見られています。

天候は、原則として、人工的に調整することができないものなので、常に注意する必要がありますが、農産物、特に市場規模を考えると、穀物相場には妙味があるのではないかと考えています。

まとめ


欧米で大幅な利上げを実施した局面ではありますが、ロシアによるウクライナ侵攻を受けて注目すべき金融商品にはどのようなものがあるのかを考えてみました。
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「相場は予測で動き事実で終わる」という格言がありますが、今後のロシアとウクライナ間の戦闘・紛争がどうなっていくのか予想することは非常に困難であると考えています。

これまでの経験からは「有事のドル買い」や「質への投資」から米国債や金への投資が集中しており価格も劇的に上昇している、と考えていました。

しかし、為替相場におけるドル買いは進んだものの、米国債の価格についてはインフレ懸念が根強く、利回り低下(米国債の売却)が進行していました。

原油価格や金価格も思ったほどは上昇トレンドを形成してはおらず、現状では投資妙味には欠けると言わざるを得ません。

こうした環境下で投資対象として面白い金融商品としては、レアメタルや穀物の先物を挙げることができます。市場がきちんと形成されており、今後も世界的に価格の上昇が見込まれるからです。

ただし、市場規模がそれほど大きくはないので、ビッグプレーヤーの参入によって価格が大きく変動してしまうリスクがある点には注意が必要です。

編集=石井節子

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