テクノロジー

2022.10.25 15:15

ソニーの若きクリエイター発掘コンテスト「Sony Talent League by THU」の第三弾

プレスリリースより

プレスリリースより

ポルトガルを拠点に世界の若いクリエイターたちを支援する団体THU(ティーエイチユー)がソニーと手を組んで開催する、デジタルエンターテインメント業界の垣根を越えた「次世代の才能」を発掘するためのグローバルチャレンジ「Sony Talent League by THU」が10月17日より参加者の応募を行っている。

「Sony Talent League by THU」(STL)は今年で3回目。「アニメやゲームまた映像やVRなどデジタルエンタテインメントのジャンルや手法の垣根を超え未来を見据えた新たな才能を発掘するプログラム」として、2020年と2021年にコロナ禍のクリエイティブ・コミュニティーを活性化させる目的で実施されてきた。つまりはクリエイターのためのアイデアコンテストだ。最終選考に残った9チームのファイナリストには、9週間のメンターシップが受けられ、最大1万ユーロ(約146万円)の資金が提供されて採用されたアイデアの実現を強力に後押ししてくれる。

第1回と第2回では、世界から1800件を超える応募があり、第1回のグランプリは、天然の素材から作ったデジタルブラシを共有できるプラットフォーム「Togather」、第2回のグランプリは、世界中の若者に多様性と受容性を促すことを目的としたインタラクティブ・モバイルゲーム「Knowhere、U.S.A.」だった。

メンターシップは、2023年3月にスペインのカタルーニャ地方で開催が予定されているTHUイベントでのブートキャンプで、世界的に著名なメンターとともに3日間を過ごすというもの。最終日にプレゼンが行われ、グランプリが選ばれる。グランプリチームには、次のTHUイベントの参加権と、イベント会場への旅費、宿泊費、食費も提供される。



ちなみに来年は、念願だった日本でのイベント「THU Japan」が石川県加賀市にて開催されることになった。詳細は未定。

「Sony Talent League by THU」概要

応募期間: 2022年10月17日(月)~2022年12月8日(火)
人数:個人または4人までのチーム
応募資格:分野を問わずデジタルエンタテインメント業界で活躍する18歳から35歳までのクリエイター
賞品:ファイナリストには9週間のメンターシップと最大1万ユーロの制作支援金
グランプリ受賞チームには上記賞品に加えて次回THUイベントの参加権(チケット、旅費、宿泊費、食費)
審査員およびメンター:
塩田周三(ポリゴン・ピクチュアズ代表取締役)
ケビン・ヤング(The Millsクリエイティブディレクター兼テクノロジー・ヘッド)
アンドリュー ・マキシモフ(Promethean AIファウンダー兼CFO)
スコット・スタフォード(作曲家、サウンドスーパバイザー)
サラスワティ・バルガム(Dancing Atoms Films作家、映画監督、クリエイティブプロデューサー)
タイリー・ディリヘイ(監督)
クリス・パーン(映画監督、アニメーションプロデューサー)
マイク・リアンダ(漫画家、監督、作家)
ラフィ・ニザム(マルチクリエイター、エンターテインメントエクゼクティブ)
後藤尋子(プロデューサー)
吉田修平(ソニー・インタラクティブエンタテインメント インディーズ イニシアチブ 代表)
ほか

ファイナリストは12月20日に発表される。

文 = 金井哲夫

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