・アントレプレナー
アントレプレナーは「帝国」をつくり上げたい人だ。帝国と言っても、アマゾンやアップルのような企業である必要はなく、それよりはるかに小さいものでも、あるいは大きいものであっても構わない。アントレプレナーは事業拡大を目指し、自分のアイデアを次のレベルにもっていくためにチームを雇う。
アントレプレナーは、エキスパートの助けを借りながらアイデアを進化させる創業者だ。ベンチャーキャピタルや高リスクの資金調達手段に訴えることが多く、自宅を担保にすることもある。真のアントレプレナーは、自分が失敗するとは考えない。
アントレプレナーの例としては、下着メーカーの米スパンクスを創業したサラ・ブレイクリーや、テレビ司会者のオプラ・ウィンフリー、アップルのスティーブ・ジョブズ、アマゾンのジェフ・ベゾスなどがいる。全ての業界にアントレプレナーは存在する。
多くのアントレプレナーはソロプレナーとして起業した後、事業を拡大する。あなたがウェブ開発者なら、事業を分析やソーシャルメディアに拡大させたり、コンテンツやグラフィックを担当する部門をつくったりすることができる。制約となるのは、自分の想像力やリスク許容性、事業目標だ。
以上の三つのどれで自分を呼ぼうとも、経営者であることに変わりはない。自分自身で決断し、ルールを決める必要があり、成功を左右するのは自分自身だ。こうした言葉の枠に自分を当てはめなければいけないわけではない。起業はそれ自体が、リスクを取る意思があることを示している。自分がそうしたいと思うならば、決められた枠組みから一歩外に出たり、あるいは経済状況が悪くなれば安全地帯に退避したりしてもよい。経営者には、柔軟性が非常に重要だ。
(forbes.com 原文)