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2022.10.25

人と社会を活かし未来を変える「五方よし」企業ベスト20|ステークホルダー資本主義ランキング

イラストレーション=ブラティスラフ・ミレンコビッチ


15位 伊藤忠商事

総合スコア:76.6 従業員:94.9 株主:78.2
サプライヤー・地域:83.8 顧客・消費者:72.7 地球:59.6

1858年創業の大手総合商社。2022年3月期の連結決算売上高は12兆2933億円(前年比18.6%増)。営業利益は5825億円(同44.4%増)、純利益は8203億円(同104.3%増)

評価ポイント:すべてのステークホルダーに貢献する「三方よし」を企業理念に掲げる同社。サステナビリティ推進基本方針や中期経営計画「Brand-new Deal 2023」をはじめ、ステークホルダーを意識したさまざまな施策を通じて企業価値の向上を目指している。


16位 武田薬品工業

総合スコア:76.5 従業員:94.9 株主:73.1
サプライヤー・地域:81.8 顧客・消費者:72.6 地球:65.9

1781年創業の大手製薬会社。2022年3月期の連結決算売上高は3兆5690億円(前年比11.6%増)。営業利益は4608億円(同9.5%減)、純利益は2301億円(同38.8%減)。

評価ポイント:従業員の健康やレジリエンス、ウェルビーイングを支えることに重点を置く。生涯学習環境も整備し提供。2021年の従業員アンケートでは全従業員のうち90%が「タケダの価値観を信頼している」、85%が「タケダへの誇りを持っている」と回答。


17位 オリエンタルランド

総合スコア:76.3 従業員:77.5 株主:58.7
サプライヤー・地域:58.7 顧客・消費者:51.1 地球:92.1

東京ディズニーリゾートを経営・運営するほか、不動産賃貸業などを手がける。2022年3月期の連結決算売上高は2757億円(前年比61.6%増)。営業利益は77億円、純利益は81億円。

評価ポイント:多くの来園者が訪れる施設をひとつの「街」と捉え、廃棄物発生の抑制とリサイクル推進に積極的に取り組む。サプライチェーンやさまざまなさまざまなステークホルダーとも協働しながら、グループすべての業務で環境マネジメントを推進している。


18位 東ソー

総合スコア:75.8 従業員:67.8 株主:78.5
サプライヤー・地域:72.5 顧客・消費者:56.9 地球:93.2

1935年設立の総合化学メーカー。2022年3月期の連結決算売上高は9186億円(前年比25.3%増)。営業利益は1440億円(同64.0%増)、純利益は1079億円(同70.6%増)。

評価ポイント:ゴミ焼却灰や排水に含まれる有害な重金属を不溶化する処理薬剤など、製品を通じて持続可能な地球環境に貢献。事業活動で発生する排出物や廃棄物などもマネジメントし、事業活動に伴う環境への負荷の低減を推進している。


19位 三菱地所

総合スコア:75.6 従業員:76.8 株主:74.3
サプライヤー・地域:68.4 顧客・消費者:70.0 地球:85.0

総合不動産ディベロッパー。2022年3月期の連結決算売上高は1兆3495億円(前年比11.8%増)。営業利益は2790億円(同24.3%増)、純利益は1552億円(同14.4%増)。

評価ポイント:2022年度中に、東京都内と横浜市内の所有オフィスビルや商業施設約50棟の電力を再生可能エネルギー由来へと切り替え、再エネ由来の電力比率50%を目指す。丸の内エリアでは30年までに廃棄物の再利用率100%などの目標を設定。


20位 三井化学

総合スコア:75.5 従業員:88.6 株主:78.9
サプライヤー・地域:51.7 顧客・消費者:56.8 地球:81.6

総合化学メーカー。2022年3月期の連結決算売上高は1兆6127億円(前年比33.1%増)。営業利益は1473億円(同88.7%増)、純利益は1100億円(同90.1%増)。

評価ポイント:15〜20先のグループ像を「化学の力で社会課題を解決し、多様な価値創造を通して持続的に成長し続ける企業グループ」と定義し、長期経営計画「VISION 2030」を策定。サーキュラーエコノミー型ビジネスモデルの構築などに積極的に取り組む。

編集=瀬戸久美子 解析=サステナブル・ラボ

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