時代はラグジュアリースポーツウォッチ、通称「ラグスポ」へ


TUDOR


Black Bay Pro

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使い勝手のいいGMT機能が特徴

1950年代の自社のダイバーズウォッチデザインの要素を多分にもったモデルである。最大の特徴は第2時間帯を表示するGMT機能。ホームタイムはイエローのGMT針とベゼルの24時間表記で表示される。ローカルタイムを表示する時分針はカレンダーと連動しており、午前0時を超えて逆進させた場合、日付は前日に戻る。搭載の自社製ムーブメントは、COSC認定クロノメーターで約70時間のパワーリザーブを備える。

ケース素材:ステンレススティール
ケース径:39mm
ムーブメント:自動巻き Cal.MT5652
価格:¥455400
問い合わせ:日本ロレックス/チューダー 0120-929-570


BREITLING


Navitimer B01 Chronograph 43

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70周年のマイナーチェンジ

今年70周年を迎えた「ナビタイマー」。代名詞である回転計算尺、3つ目のクロノグラフカウンター、刻みの入った操作しやすいベゼルなどはしっかりと継承しながら、いくつかの変更を行った。ケースはポリッシュとサテン仕上げを交互に施すことで、質感に深みをもたらした。文字盤はタキメーターをオリジナルに倣ってなくし、デイト表示を4時位置から6時位置のインダイヤル内に移している。AOPAウィングも約60年ぶりに復活した。

ケース素材:18Kレッドゴールド
ケース径:43mm
ムーブメント:自動巻き Cal.01
価格:¥2277000
問い合わせ:ブライトリング・ジャパン 0120-105-707


ROLEX


Oyster Perpetual Air-King

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ケースはシャープに、視認性も向上

オイスターケースにリュウズガードが備わり、それに伴ってケースサイドが直線的になった新作。ダイヤルも新しくなり、ミニッツスケールの5の前に0が加わり、5分間隔の数字はすべて2桁表示になった。時分針と12時位置の三角形、3、6、9のアワーマーカーには、光の明るさがより長く持続する新しい発光素材がコーティングされ、より高い視認性を得ている。

ケースの仕上げはヘアラインを基調に、ベゼルやケースサイドにポリッシュ仕上げを施しており、それが力強さとラグジュアリー感をさらに高める効果をもたらしている。ブレスレットのバランスも見直すなど、さらに使い勝手がよくなった「エアキング」はより実用的なウォッチとなった。

ケース素材:ステンレススティール
ケース径:40mm
ムーブメント:自動巻き Cal.3230
価格:¥816200
問い合わせ:日本ロレックス 0120-929-570


BAUME & MERCIER


Riviera Baumatic

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自社ムーブメント搭載の新リビエラ

1973年に地中海フレンチ・リビエラのライフスタイルにインスパイアされた「リビエラ」。ラインナップのなかでも、スポーティなフォルムをもつコレクションだ。搭載のムーブメントは、2018年に開発されたCal.Baumatic。シリコン製のエスケープメント、テンプを採用したことで安定したトルクを保ち、日差-4/+6秒という高い精度を達成している。約120時間のパワーリザーブ、従来の時計の約25倍もの耐磁性も備えている。

ケース素材:ステンレススティール
ケース径:42mm
ムーブメント:自動巻き Cal.BM13-1975A
価格:¥451000
問い合わせ:ボーム&メルシエ 0120-98-8000
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text by Ryoji Fukutome

この記事は 「Forbes JAPAN No.096 2022年8月号(2022/6/24発売)」に掲載されています。 定期購読はこちら >>

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