簡単に言えば、自分の中により多くのアイデンティティーがあるほど、引き出せる強みを多く持て、変化にうまく対応できる可能性が広がる。「自分の中のいくつもの面を活用できるのは、重要になり得る。転職、引退、そしてキャリアの第二幕、あるいは第三幕に入るときに、このレジリエンスの概念に立ち戻れる」
雇用主側にとっては、従業員が自分自身をさまざまな角度から見られるよう支援することに大きな機会がある。例えば従業員に、父親、母親、兄、妹、管理者、ライター、ジム愛好家など、自分の持つアイデンティティーを5つ書き出させてみる。次に、それぞれの役割での成功につながっている自分の強みを挙げさせる。
これだけのシンプルな方法で、従業員は自分をこれまでとは違った角度から見るようになり、今後の仕事で生じる変化によりうまく順応できるようになるだろう。
(forbes.com 原文)