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今度はモネの絵が標的に、環境活動家がドイツの美術館を襲撃

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モネの「積みわら(Meules)」(Getty Images)

環境保護団体の活動家2人が、美術館に飾られているクロード・モネの絵にマッシュポテトを投げつけた。ドイツのポツダムにあるバルベリーニ美術館によると、2人はLetzte Generation(ドイツ語で最後の世代という意味)という団体のメンバーで、モネが1890年に描いた「積みわら(Meules)」にマッシュポテトを投げつけたという。

美術館は声明で、絵画はガラスで保護されているため、「何ら損傷を受けていない」と発表した。Letzte Generationがツイッターに投稿した動画には、来館者が見守る中、2人の人物がマッシュポテトを絵画に投げつけ、演説を始める様子が収録されている。



この2人はその後、刑務所に送られたとLetzte Generationは述べている。

「私たちは気候変動の大災害の中にいるというのに、トマトスープのことを心配している場合か?」と、活動家の一人は、先週ロンドンでトマトスープをかけられたフィンセント・ファン・ゴッホの絵画の件をを引き合いに出して述べている。「科学者たちは、2050年までに人類の暮らしが破綻すると述べている。我々は、絵画にマッシュポテトを投げつけることで、それを世界に知らせたい」

美術界の専門家たちは、美術館で絵画に食べ物を投げつけることが、気候問題の解決につながることに疑問を呈している。「このようなやり方以外にも、気候問題への注目を集める方法は何百とある」と、オランダの美術品犯罪の調査官、アーサー・ブランドはツイッターで述べた。

モネの積みわらは2019年のサザビーズのオークションで1億1070万ドル(約164億円)で落札され、モネの絵画の中で最高落札額を記録していた。ドイツの富豪ハッソ・プラットナーが購入したとされるこの絵画は、2020年9月からバルベリーニ美術館に展示されている。

先週は2人の環境保護活動家がロンドンのナショナル・ギャラリーで、フィンセント・ヴァン・ゴッホの「ひまわり」にトマトスープの缶を投げつけた。この2人は英国の団体Just Stop Oilのメンバーで、同団体は6月にもロンドンで別のゴッホの絵を標的としていた。

7月にはイタリアの気候変動活動家が、フィレンツェの美術館にある540年前のサンドロ・ボッティチェリの絵画「プリマヴェーラ」をターゲットとしていた。5月には、パリのルーブル美術館で、レオナルド・ダ・ヴィンチの「モナリザ」にケーキを投げつけた男が、警備員に引きずり出されていた。美術館によると、一部の絵画の額縁が破損したが、これらの抗議行動によって傷ついた美術品は報告されていない。

forbes.com 原文

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編集=上田裕資

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