旅客機利用で紛失した荷物 スムーズに取り戻すには?

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空の旅には現在、多くの問題があり、荷物の紛失もそのうちの一つだ。紛失した荷物の大半はすぐに見つかるが、旅の途中でこうしたストレスが生じるのは決して楽しいものではない。

荷物の紛失を防ぐためには、荷物を少なくし、できる限り機内に持ち込むこと。また、可能なら直行便を予約するようにしよう。さらに、早めに空港に到着して手荷物を預ければ、正しい飛行機に載せられる可能性が高くなる。

しかしたとえ最善を尽くしても、荷物が紛失する可能性はある。そうなった場合は、どうすればよいのだろう?

手荷物預かり場所の検索サービスを提供するバウンス(Bounce)によると、荷物が紛失したら、以下の6つのことをすべきだという。

1. 航空会社に連絡する
まずは、空港ではなく航空会社に、できる限り早く連絡すること。空港には通常、航空会社の窓口となる職員がいる。いなければ、その会社の電話番号を調べて電話しよう。その際には、紛失したスーツケースのモデルやメーカー、色を説明できるようにしておく。スマホにこうした情報を保存しておけば、いざというときに役立つ。

2. 荷物の配送を依頼する
航空会社と連絡が取れたら、自宅や滞在先に荷物を届けてもらうよう依頼しよう。航空会社は必ずこのサービスを提供しているはずだが、いつ配送されるかなどの詳細を念のため確認し、メモしておくこと。荷物の配送状況を確認するために航空会社と連絡先を交換し、追跡番号を教えてもらおう。

3. 払い戻しについて確認する
荷物が紛失したら、受託手荷物料金を払い戻してもらえるかもしれない。荷物が遅れたり紛失したりした場合、航空会社は21日以内に荷物を見つけて顧客に届けなければならない。21日以内に荷物が戻ってきた場合でも、遅延に対する補償を請求できる。荷物が戻ってこなかった場合は、紛失に対する補償を請求すること。利用した航空会社の規定を確認しよう。

4. レシートを取っておく
荷物が何日も戻ってこない場合、待っている間に服や化粧品などの必需品を購入しなければならくなる。こうした品は補償の対象となるはずなので、レシートを取っておくこと。

5. 保険を確認する
保険の契約によって補償の範囲は異なる。購入した旅行保険が荷物の紛失をカバーするかどうかを確認しよう。含まれていない場合は、住宅所有者保険や、航空券の予約に使ったクレジットカードに荷物の紛失に関する補償が含まれている場合もあるので、確認すること。荷物紛失で困ったことがある人は、保険加入を考えたほうが良い。

6. 戻ってきた荷物を確認する
荷物はおそらく見つかる。手元に戻ってきたら、損傷や、なくなったものがないかをしっかり確認すること。壊れていたり、なくなっていたりするものがあれば、航空会社は修理や交換に応じるべきだ。荷物に入れたもののリストを準備しておき、特に高価なものは写真を撮っておくとよい。

forbes.com 原文

編集=遠藤宗生

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