図4. ピックアップサービスを利用した米国のオンラインショップ利用者が、過去12カ月間にピックアップで利用した商品カテゴリー
図内のコメント:「定期的な購入の商品カテゴリーは、クリック&コレクトでも上位に入っている」 対象:2022年6月2日までの12カ月間に、購入品を主にピックアップした13歳以上の米国のオンラインショッパー125人(2022年6月2日調査) 出典:Coresight Research
今回の調査では、オンラインだけでなく実店舗でも圧倒的な存在感を示しているWalmartが、食品以外の商品のピックアップで最も人気のある小売業者であることがわかりました。回答者の約3分の2が、過去12カ月間にWalmartで非食品商品をピックアップしたことがあると回答しています。
2位にランクインしたのはAmazonでした。同社は、Whole FoodsやAmazon Freshの店舗でのピックアップサービス、ショッピングモールや小売パートナーの店舗に設置された宅配ロッカー、ローカル販売プログラム(Amazonを通じて販売者から商品を購入し、販売者の店舗で受け取ることができるサービス)を通じて、買い物客に幅広いピックアップ方法を提供しています。
図5. ピックアップサービスを利用したことのある米国のオンラインショッパーが、過去12カ月間に非食品商品をピックアップした小売業者
図内のコメント:「Walmartは、食品以外の商品のピックアップで最も人気のある小売業者である」 対象:2022年6月2日までの12カ月間に、購入品を主にピックアップした13歳以上の米国のオンラインショッパー125人(2022年6月2日調査) 出典:Coresight Research
競合状況
前述の通り、消費者はピックアップよりも配送を優先する傾向が強くでています。しかし、2022年2月に実施した別の調査(回答者に配送とピックアップの選択肢をより広く与えた)によると、「1時間以内配送」と「当日(1時間より長い)配送」よりも「カーブサイド」と「店舗でのピックアップ」が上位にあり、消費者は時間に制約のあるオンライン購入では、スピード配送よりもピックアップサービスを選択することが示唆されます。
図6. オンラインショッピング利用者が、過去 3カ月に利用した配送・ピックアップ方法 (回答者の割合)
図内の訳:選択肢上から「翌々日もしくはそれ以降の配送」「翌日配送」「カーブサイドピックアップ」「店舗受け取り」「同日配送(1時間以上)」「1時間以内配送」「ロッカーで受け取り」「その他」 コメント「スピード配送よりもピックアップサービスの方が上位となっている」) 対象:2022年2月28日までの3カ月間にオンラインで商品を購入した18歳以上の米国人回答者465人(2022年2月調査) 出典:Coresight Research