オーガニックコスメ「カラーズ」代表が語る、仕事の原動力

オーガニック・ナチュラルコスメメーカー カラーズ株式会社 代表取締役 橋本宗樹


仕事の原動力は、いつかゲームチェンジャーになるという思い。これには大好きなヒップホップが関係しているという。

「ラップは反骨心や社会を変革するというメッセージで構成されていますが、ヒップホップシーンにはゲームチェンジャーがたくさんいるんです。

例えば’80年代のシーンでいうと、当時のラッパーたちはこぞってトップスターの真似ごとをしていた中、Run-D.M.Cだけは、ストリートに出てきたんです。しかもラップとロックを融合した新たな音楽を武器に。当時ではありえないことでしたが、音楽はもちろん、ファッションシーンやストリートカルチャーにまでゲームチェンジが起きているわけです。

ナチュラルビューティの世界でも同じことがあって、ザボディショップの創業者で社会活動家でもあったアニータ・ロディックは、今でこそサステナブルやエシカルといった言葉が広まっていますが、彼女は創業当時から世界に先駆けて企業がすべき、人や環境に優しい取り組みを実践していました。

これまで弊社で実践したことはとても小さなことですが、オーガニックコスメがマーケットで売れないと言われていた時代に、オーガニックコスメをマスマーケットに販売し、市場に浸透させたことは、ひとつゲームチェンジができたかなと思っています。今後も前例のないことをやって、時代の流れを大きく変えたいという思いが僕の根幹には常にあるので、それを実現させることが夢です」

インタビュー終了後の別れ際に、その夢はコスメ以外の業界でも考えているのかと訊くと、間髪を入れず「もちろん(笑)」と、橋本は目を細める。

ラーメン業界でも偉大なゲームチェンジャーとなる日も、そう遠くないかもしれない……。

橋本宗樹の10問10答




Q1. 一週間毎日でも食べられるものは?
とろろそばに七味をどっさり。

Q2. 肌ケアグッズの定番は?
アルジェラン。

Q3. リピートしているウェルネスグッズは?
トレーニング用のチューブ。

Q4. 最近、心を動かされた出来事は?
今年開催された第56回スーパーボウルのハーフタイムショー。

Q5. 好きなマンガは?
『行け! 稲中卓球部』。

Q6. 人生最大のピンチは?
小学3年のときに漢方薬を飲んで死にかけたこと。

Q7. 最後の晩餐に食べたいものは?
東京・練馬の中華料理店「梁山泊」の肉あんかけチャーハン。

Q8. 生まれ変わったら何になりたい?
ジャーナリスト、ノンフィクション映画の監督。

Q9. 自分へのご褒美にすることは? 
たくさん寝る。

Q10. 勝負服は?
リバティーンのジャケット。


オーガニック・ナチュラルコスメメーカー カラーズ株式会社 代表取締役 橋本宗樹◎1975年、東京都生まれ。オーガニック・ナチュラルコスメメーカーカラーズ代表取締役。2000年に同社を設立すると、その後マツキヨココカラ&カンパニーのプライベートブランドであるアルジェラン、また自社ブランド、ザ パブリック オーガニックを開発。日本におけるオーガニック・ナチュラルコスメのパイオニア。

(この記事はOCEANSより転載しています)

文=オオサワ系 写真=山本雄生

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