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2022.10.23 09:00

昆虫と微生物で、作物廃棄物のアップサイクルを目指す新興企業

Getty Images


油脂製品は、主に養豚飼料として利用される。ラウリン酸などの中鎖脂肪酸が豊富で、養豚業者によれば、とくに子豚の腸内環境の健全化に効果があるという。
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高タンパク粉末は、サステナブルで高機能、かつ水銀を含まない魚粉の代替品として、水産養殖で利用される。昆虫粉末が与えられるのは、おもにシーバス(スズキ目の魚)とエビだ。

この工程で生じる副産物は、肥料として利用できる。この肥料は、窒素・リン・カリウムの比が4-2-2という成分組成をもっている。細菌株の導入により、一定の病害抑制機能を備えており、バナナやドリアンの栽培に利用されている。

なお、ニュートリション・テクノロジーズが使用するアブラヤシの副産物は、すべてRSPO(持続可能なパーム油のための円卓会議)認証を受けた、森林破壊に加担していない生産者から調達されている。
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ニュートリション・テクノロジーズの新たな資金調達ラウンドでは、PTTベンチャーズを筆頭に、住友商事なども加わった。住友商事のライフサイエンス部門ゼネラルマネージャーは、タンパク質生産手法の進歩を、いくつかの環境問題の解決策、また持続可能な開発目標(SDGs)達成への取り組みを進める手段と考えている。

forbes.com 原文

翻訳=的場知之/ガリレオ

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