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2022.10.31 16:00

総合ファームで培った経験と業界に精通した情報力 目指すのはコンサル業界に特化した転職支援プラットフォーム

エグゼクティブリンク 代表取締役 鶴見 雄一

コンサルティング業界にあって、ファームと求職者双方から高い評価を得ている人材エージェント・エグゼクティブリンク。コンサルティング業界のさらなる活性化にはよりよい人材の発掘が不可欠だが、その重責を担っている同社の卓越したサポート力と、その源泉を探った。


大手ファームでの経験を生かし、ベストマッチングを実践する


コンサルティングファームや同業界を目指す求職者から信頼を得ているエージェント・エグゼクティブリンク。その信頼の高さをうかがえるのが数々の受賞歴。ビズリーチ主催「JAPAN HEADHUNTER AWARDS」においてコンサルティング部門MVP受賞者を2年連続で輩出、リクルートダイレクトスカウトによる「エージェント・ヘッドハンターランキング2021」のエージェント部門(専門職)受賞者などを輩出している。

このように高い評価を得ている背景は、創業者である鶴見雄一の体験によるところが大きい。

「当社を起業する前は、総合コンサルティイングファームにてセールスや経営企画を経験したあと、人事採用の責任者として約8年間従事しました。採用担当者として、約1万人の書類選考や1,000人以上の求職者の面接、200社以上の人材エージェントとやり取りをしました。そこで痛切に感じたのが、求職者は優秀な方々なのにコンサルティング業界の研究不足で正確なポジション選定や選考対策ができていないということ。

ご自身の志向やスキルと業務がマッチしないことも多く、人材エージェントは企業と求職者を仲介するだけで、求職者一人ひとりに対するきめ細やかなサポートができていないことが多々あるように思えました。これはコンサルティングファームにとっても求職者にとっても不幸なことですから、自身でその役割を果たせるのではないかと思い起業しました」(鶴見)

その後、自らの経験を生かすとともに、長年、コンサルティング業界に精通した知識やネットワークを駆使して転職を支援、いまでは、年間500人以上のコンサルティングファーム内定者を輩出している。




業界に精通したネットワーク力と転職課題を解決する提案型支援


よりよいマッチングを図る最大の要素は、鶴見が指摘するようにエージェントの正確なポジション提示である。しかし、ひと口に正確なポジション提示といっても一朝一夕でできるわけではない。常に各コンサルティングファームの事業戦略や募集ポジションなどの最新動向を把握しておかなければ、求職者に対して最善の提示はできない。

「当社はコンサルティング業界に特化することで、多くのコンサルティングファームとのパイプを築いてきました。常に新しい情報をキャッチアップして、事業動向や募集ポジションの変化を把握するようにしています。この情報力を生かして求職者とコンサルティングファームの最適なマッチングを図っています」(鶴見)

例えば、海外トップクラスの大学を卒業した求職者の「新興国に貢献できるコンサルティングファームで働きたい」という希望に応えるため、独自のネットワークから新興国支援のビジネスを新規事業としてスタートさせたばかりのファームの非公開ポジションを探しあてて転職をサポートした事例がある。

人材エージェントからは求職者の経験に合致したポジションの提案が多く、志向性に合致した求人の紹介を受けられていなかった。そんななか、希望分野の専門家をサーチし、該当する専門家が所属する複数のコンサルティングファームと接触することで、潜在的なニーズを探りあて、希望に合致したポジションを見つけ転職を成功させたという。

「求職者のニーズに応えるために、当社の情報取集力を結集して最適のコンサルティングファームを探すのは、当社では当たり前の活動です。また、ある時はマッチングを図るだけでなく新しい仕組みづくりをクライアントと一緒になって構築したこともありました。その案件は、あるコンサルティングファームからの幹部職採用の協力依頼が発端でした。

同社は外部からの幹部職採用事例が少なく、リサーチした結果、以前に私がお会いしていた方が最適だと考えて橋渡しをしました。ところが、報酬がクライアントの報酬制度に合致しない。そこで成果に紐づく新しい報酬設計を提案、ともに制度設計を行い、採用につなげることができました」(鶴見)

このように、よりよい人材を獲得するためにコンサルティングファームとともに新しい仕組みづくりにも寄与する。そうした提案スタンスもエグゼクティブリンクが多くのクライアントから支持されている理由のひとつであろう。

トップコンサルタントが新入社員を育てるバディ制を導入


エグゼクティブリンクが高品質なサービスを生み出しているのには、もうひとつ大きな理由がある。それは同社のキャリアコンサルタントの優れたスキルと経験である。コンサルティング業界に太いパイプがあり各社の事業を把握しているとはいえ、よりよい転職にするためには求職者のニーズを聞き出し、適切にアドバイスすることが不可欠。

「当社のキャリアコンサルタントの多くはコンサルティングファームの経験を有していたり、候補者のバックグラウンドと同様の経歴を持っていたりするため、求職者が求めているニーズや不安も知ったうえで的確なアドバイスができるのが強みのひとつです。

また、戦略ファーム出身者による総合面接対策講座の定期開催や個別企業の選考対策資料も充実しています。こうした選考対策サービスを用意し、時間を割いて提供している人材エージェントは多くはないはず。常に求職者に寄り添う姿勢が高い内定率に結びついていると自負しています」(鶴見)

同社の社内人材育成の最たる特徴が、コンサルティング業界転職に精通した人材の知見を最大限に生かした「バディ制」である。コンサル業界転職の経験が豊富で実績を挙げているトップコンサルタントをリーダーに3人1組体制のチームをつくり、新入社員の育成にあたっている。

「当社は一人ひとりを大切にしながら丁寧に育てていくという考え方です。そこでうまく機能しているのがバディ制度。毎日、トップコンサルタントと行動をともにしながらマンツーマンで仕事を覚えていく。その考え方や行動を傍らで見ることが成長のいちばんの近道だと考えています。事実、入社後の成長は目を見張るほどの早さです」(鶴見)

こうしたアナログの手法を取り入れる一方でデジタルの活用も積極的だ。同社には多くのキャリアコンサルタントが日ごろから各コンサルティングファームの情報収集を行っているが、これらの情報は社内イントラネットで一元管理し、すべてのコンサルタントが閲覧できる仕組みを構築している。こうした情報を同社のコンサルタントたちは最大限に生かしてクライアントや求職者に最善の提案を実践している。

同社が目指すのはコンサルティング業界の転職支援プラットフォームだが、その実現に向けた歩みは力強い。


エグゼクティブリンクが受賞した数々のトロフィー。その信頼の高さがうかがえる。


エグゼクティブリンク
https://www.executive-link.co.jp



鶴見 雄一
◎早稲田大学社会科学部卒業後、商社にて海外営業を経験後、総合コンサルティングファームにて経営企画・人事採用の責任者を経て、エグゼクティブリンクを設立。 ファーム経営層とのコネクションを有することから、コンサルティングファーム経営陣への直接紹介によるマネジメントクラスの転職支援を手がけた。

Promoted by エグゼクティブリンク | text by Tetsuji Hirosawa | photographs by Munehiro Hoashi | edit by Hirotaka Imai

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