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2022.10.31 12:00

ブロックチェーン業界11年目、成長のための3つのマインド丨ミスビットコイン藤本真衣

「ミスビットコイン」こと藤本真衣

11年前、まだほとんど知る人のいなかった「ビットコイン」に興味を持ち、「ミスビットコイン」として啓蒙活動を行ってきた藤本真衣。企業のアドバイザリーはもとより、近年はWeb3領域でプロジェクトを起こそうとする若者たちの相談役としても活躍している。

藤本は、Forbes JAPANが“30歳未満の30人”を選出するアワード「30 UNDER 30」のアドバイザリーボードを務めた。世界的に盛り上がるWeb3領域で、次世代のプレーヤーに何を期待するのか。

──世界的にWeb3領域が盛り上がる中で、日本のマーケットはどのような特性があると言えるのでしょうか。

Web3業界からの日本への期待と注目は、日本でNFTが知られるようになった時には始まっていました。

私は2018年から、日本で最古・最大級のNFT関連イベント「Non Fungible Tokyo」を運営してきて、昔からその領域の海外プレイヤーと話す機会があったのですが、当時から彼らはこぞって日本のアニメやIPのコラボを狙って必死にアプローチしていました。しかし、日本の文化やビジネスの進め方は独特なので、それを熟知していない彼らは結局、誰も日本企業サイドと話をまとめられませんでした。

その後、Anique、Minto、double jump.tokyoといった日本の文化などを熟知した企業が出てきて、ようやく大型IPコラボも実現するようになりました。このように、日本に古くからあるような企業を、Web3やグローバルといった文脈での橋渡しができるのは日本企業だろうなと思います。

間違いなく日本には世界に誇れるコンテンツがありますし、事実として注目されています。アイデアもとてもユニークで魅力的です。既存のIPとのコラボだけでなく、今後新しくつくられるWeb3世代のIPやコンテンツを含め、大きな希望と期待を抱いています。

──Web3領域で、次世代のプレーヤーに期待することは何ですか。

実は、一昔前までは海外の大型カンファレンスに行くと、日本人の登壇者・参加者は私1人だけという状況が多くありました。でも今では、毎回多くの日本人を目にします。この勢いのまま、Web3領域には国境がないも同然なので、グローバルを見据えたチャレンジをしていただきたいなと思います。

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文=三ツ井香菜 取材・編集=田中友梨 撮影=小田光二

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