国際線ユニット収益の伸びは、パンデミック以来初めて国内線を上回ったとデルタ航空は述べている。「大西洋横断の需要は、イタリア、スペイン、ギリシャなどのレジャー目的地とビジネス需要の改善によって牽引され、収益は2019年と比較して12 %増加しました」
電話でハウエンシュタイン社長は「我々はヨーロッパへのレジャー旅行の需要の3年間を逃しました」と述べ「大西洋横断の需要は秋によく伸びている」と付け加えた。
パンデミック時には、デルタ航空はボストン、ロサンゼルス、シアトルなどの沿岸部のゲートウェイでの地位向上を望んでいたが、現在はアトランタ、デトロイト、ミネアポリス、ソルトレイクシティの国内ハブ空港に優先順位が移っていると指摘した。
パンデミック時には「デルタ航空が歴史的に得意としてきた非常に重要な市場、特に南東部において、従来のフローを遮断してしまいました。我々の課題は、昔からの顧客をデルタ航空に戻すことでした」アメリカン航空は、パンデミック時にシャーロットのハブ空港のキャパシティを急速に回復させ、南東部でのポジションを強化したため、競争が激化する可能性がある。
バスティアンは「我々は、信頼性を確保するために、ネットワークの再構築に最も慎重になっています」と述べた。
第3四半期の売上高は約140億ドル(約2兆円)、調整後の売上高は128億ドル(約1兆9000億円)で、2019年同四半期より3%増となった。純利益は6億9500万ドル(約1000億円)、1株当たり1.08ドル(約160円)となり、2019年の15億ドル(約2200億円)の利益から減少した。営業利益率は11.6%、1株当たり利益は、ハリケーン・イアンによる3セントのマイナス影響を含めて1.51ドル(約224円)だった。
ハリケーン・イアンは、キャンセルや予約の軟化を引き起こし、9月の収益を3500万ドル(約52億円)減少させ、10月も同様の影響が予想されている。
(forbes.com 原文)