テクノロジー

2022.10.17 08:30

投機熱高まる「NFTドメイン」、ドットコムバブルとの類似点も


ドットコムバブルとの類似点


一攫千金を狙って人気のドメインネームを購入する投資家や投機家も存在する。先日は、匿名のバイヤーが「Amazon.eth」というドメインに100万ドルの入札を行った。その少し前には「Samsung.eth」と「Starbucks.eth」が60ETH(約9万ドル)で落札されていた。

この状況は、1990年代のドットコムバブル時代を彷彿とさせるもので、投機家は人気のあるキーワードやブランドのドメイン名を買い漁っている。例えば、「nike.eth」を所有するイーサリアムアドレスには、「sony.eth」、「coke.eth」、「strawberry.eth」、「nose.eth」を含む131のENSドメイン名が登録されている。

NFTドメインがWeb3のエコシステムの中で発揮するポテンシャルは、まだ完全には具体化されていない。しかし、これらのサービスの提供者がWeb3 の世界で個々のユーザーを簡単に識別可能にし、交流できるようにしたことで、少なくとも 1 つの問題を解決したことは明らかだ。

forbes.com 原文

編集=上田裕資

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