イーロン・マスクの盟友が提唱 今の日本人に不可欠な4つのマインドセット

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1. Abundance Mindeset

安易に「不足」に注目してはならない。「エネルギー資源が足りない」「人材が不足」など誰しも不足を嘆いたことがあるだろう。しかし、その考え方を壊すことができれば、有り余る地熱エネルギーを活用する方法もあるかもしれない。テクノロジーを活用して世界中の専門家、優秀人材にアクセスすることも可能だ。

「豊かさがすぐそこにあるのに、上手く使えていない」という姿勢をまず持つこと。そうすることで、目先の制約に阻まれることなく、世界に溢れる技術やビジネス機会を自分のものとしてとらえ、挑戦することができる。

2. Exponential Mindset

Exponetialとは指数関数的という意味で、「べき乗の法則」の方がしっくりくるかもしれない。我々の直感は、プロダクト、技術の普及、発展、進化という一連の流れが、二次関数的なものであると思いがちだ。しかし実は、最初はじわじわと広がりつつ、途中から爆発的な成長軌道に乗り、あっという間に世の中のスタンダードになったり、十分すぎる技術スペックを持ち合わせたものに変化していくのだ。

この指数関数的な曲線を前提として考えるのが、このマインドセットだ。Abundance Mindesetの前提にもなるが、技術が未成熟で、活用できる世界中の資源を使えないケースが多々ある。ここで時期尚早だと見送るのではなく、資源を活用するための数多くの技術がとんでもない速度で進化していることに着目すべきなのだ。これらはIT業界に限らず、医療・農業・製造・建築・エネルギーなど多岐にわたる分野で同時多発的に起きており、日本の得意な分野も少なくない。

3. Longevity Mindset

1や2が、我々の外側の資源や技術進化に着目するものなら、自分自身に向けられるのがLongevity Mindsetだ。これまでの社会やキャリアは、健康寿命を75歳、定年60歳を想定して作られている。しかし昨今の生命科学の進化もExponentialに加速しており、予防医学だけでなくAge Reversal(若返り)でも多くの研究が実用化されつつある。そうなると、まさしく「人生100年時代」が到来する。

そこで、まず自分自身のマインドセットを100年時代にシフトさせることが重要だ。定年という社会常識から脱却し、キャリアを再構築する、また長い人生を豊かにする交友関係を見直すことが必要なのだ。
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文=植野大輔, 堀田創 編集=露原直人

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