米国民の半数が、高齢になった際の医療費負担を懸念

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ギャラップの新しい世論調査によると、「将来、高齢になった時に医療費を負担できる自信がない」と回答した人は米国民の半数に上る。

この調査は、米国の成人5500人以上を対象に、2022年6月21日から30日に実施された。米国内では現在、健康保険会社や政府の政策立案者、医療提供者が、健康の公平性や、健康に影響を与える社会的要因に対処する方法の検討を進めている。

ギャラップはこの調査結果について、こう報告している。「米国人の半数にあたる1億2900万人が、『高齢になった時に必要となる医療費を支払う財源があるかどうか、あまり自信がない、あるいはまったく自信がない』と回答した。また、男性(45%)よりも女性(55%)が、この懸念を示していることが明らかになった」

ギャラップの報告書には、「現在、質の高い医療を受ける必要があっても、それを受ける金銭的余裕がないと答える米国の成人は、4人に1人強(27%)、推定7000万人に上る」と書かれている。「その結果、米国人は、必要な医療を受けるかどうかを決める際に、難しいトレードオフをし続けることになる」

この調査結果は、ギャラップとウェスト・ヘルス(West Health)が発表した「Healthcare in America Report(米国のヘルスケア・リポート)」に付随するものだ。リポートは、米国の医療制度に引き続き低い評価をつけている。世論調査では、米国成人の44%が、同国の医療制度に「悪い」または「失敗」の評価を下している。

リポートでは、特に女性やマイノリティが医療サービスを受けることが困難であることを示すいくつかの点を概説している。そして、こうした状況は、健康状態の悪化をもたらしている。

ギャラップの報告書には、「成人のほぼ5人に1人(18%)、推定4700万人の米国人が、過去1年間に治療費を払えないために健康問題が悪化したと報告している」と書かれている。「女性とヒスパニック系米国人は、最も高い割合で健康状態の悪化を報告している」

ギャラップとウェストヘルスによるリポートの全文は、ギャラップのウェブサイトで確認できる。

forbes.com 原文

翻訳=ガリレオ

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