ビジネス

2022.10.13

ラグジュアリーブランドに返り咲いたラルフローレンの戦略

Ralph Lauren(Photo by Spencer Platt/Getty Images)


好調なデジタルエコシステム


デジタル売上は現在、売上全体の26%を占めている。デジタルエコシステムに含まれるのは、ラルフローレンが所有・運営するサイトのほか、提携するオンライン販売専門のエイソスやファーフェッチ、ミスター・ポーター(Mr. Porter)と、その傘下であるwholesale.comなどだ。

デジタル売上は2025年までに、全体売上の3分の1に達する見込みだ(年平均成長率は、10%台の前半から半ばまで)。同社はデジタル分野に力を入れ、国際的な成長拡大、米国における事業増強、ソーシャルコマースと自社アプリの拡大、デジタル製品とNFT(非代替性トークン)の提供によるメタバースへの参入を目指す。

時代を超えた、飽きの来ないラグジュアリー


ラルフローレンのコア・クラシックへの回帰は、顧客生涯価値を拡大する上での主な原動力となるだろう。消費者は、時間とともに価値が増す投資としての製品を求めていると、同社の最高製品責任者(CPO)を務めるハリデ・アラゴズ(Halide Alagöz)は述べている。

ラルフローレンは現在、売上の70%を、クラシカルなコア・プロダクトと、季節に合わせた多様なカラーで提供されるクラシカル商品から得ている。

forbes.com 原文

翻訳=遠藤康子/ガリレオ

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