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2022.10.14 18:00

元NBA選手らが支援する減量テクノロジー企業、Limboが600万ドル調達

元NBA選手のシャキール・オニール(Getty Images)

ダイエットテクノロジーのスタートアップ「Limbo」が、元NBA選手のシャキール・オニールを含む投資家から600万ドル(約8億6000万円)を調達した。同社は、デジタル技術を活用した肉体改造サービス企業として、ダイエットに取り組む人々を支援している。

Limboは、Eコマースの不正を検知するスタートアップTrustevの創業者で連続起業家のPat Phelanと、同社の元幹部のRurik Bradburyによって設立され、ニューヨークに本社を置き、アイルランドに研究所を構えている。

今回のラウンドはHoxton Venturesが主導し、バスケットボールのレジェンドのオニールと並んで、元アイルランドのラグビー選手Jamie Heaslip、Web Summitの創設者のパディ・コスグレイヴ、さらにSeedcampなどの複数のエンジェル投資家が参加した。

新たな資金を得たLimboは、英国とアイルランドで正式にサブスクリプションサービスを開始する。同社は、グルコースセンサーや体重計、スマートバンドなどのハードウェアでデータを収集し、人工知能(AI)を使って各ユーザーの減量プログラムを作成する。Limboは、初期のユーザーが3週間で平均12%の減量に成功したと述べている。

「当社のメソッドは私の人生に救いを与えてくれた。私は以前は肥満で糖尿病の予備軍で、孫の顔は見れないだろうと確信していた」と、Limboの共同創業者のPhelanは述べている。「私たちはついに、肥満の罠から抜け出すソリューションを手に入れた。世界中の人々が想像もしなかったような方法で、自分の健康と体重をコントロールできるようになる」

CEOを務めるBradburyは、初期のテストによってLimboのソリューションが実際に効果的であることを示す、強力なエビデンスが得られたと述べている。「今回の資金調達により、これまで以上に多くの人々にサービスを提供し、世界的な肥満の危機を終わらせるという目標に近づくことができた」と彼は語った。

forbes.com 原文

編集=上田裕資

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