グーグルがPixel 7シリーズなど発表、ピチャイCEO「日本市場に期待」

Google Pixel 7/7 Pro、Pixel Watchとも予約受付中

Google(グーグル)は先に予告していた同社製スマートフォン「Google Pixel 7 Pro」と「Google Pixel 7」、そしてスマートウォッチ「Google Pixel Watch」を正式に発表した。

日本で行われた発表では、グーグルのCEOでAlphabet(アルファベット)のCEOでもあるサンダー・ピチャイ氏がサプライズで登場している。

ピチャイ「6/6 Proが好調だった日本市場に期待」


「日本はグーグルにとって重要なビジネスパートナーシップの拠点」というピチャイ氏はいう。

「Pixelデバイスはグーグル独自のAIテクノロジー、Android OS、Tensorチップの集大成。AIによる音声認識と外国語翻訳、コンピュテーショナルフォトグラフィなどにより、ピクセル独自のユーザー体験を提供してきました」とのこと。

初めてTensorチップを搭載した前モデルPixel 6/6 Proは、同シリーズの中でも特に好調なスタートを切ることができたという。2022年発売のミドルレンジモデル6aも特に日本で好評。新モデルPixel 7/7 Proや初のスマートウォッチとなるPixel Watchも、多くのユーザーで受け入れられることを願っているとピチャイ氏は語った。




「写真」に強いGoogle Pixel 7 Pro


6.7インチのQHD+ ディスプレイを搭載したGoogle Pixel 7 Proは、これまでと同じく写真撮影に力を入れたモデルとなる。背面には広角、ウルトラワイド、望遠レンズの三眼カメラを搭載している。最大30倍のズームも可能であり、マクロ撮影も可能だ。



またアプリ「Googleフォト」では、ワンタップするだけでピンボケや視覚的なノイズを取り除くことができる。ボケの補正はGoogle Pixel 7 Proで撮影したものだけでなく、他のスマホやカメラで撮った写真にも使うことができる。Pixel 6のテレビCMで紹介されていた消しゴムマジックも引き続き利用可能で、写り込んだ不要なものを簡単に消去できる。

Pixel 7 Proにはグーグルが専用に開発したチップ「Tensor G2」を搭載。このチップは各種機能や高品質な写真、動画の処理の実現に貢献。さらにセキュリティチップであるTitan M2を搭載し、個人情報の保護もしっかり行う。指紋認証と顔認証を両方採用している。

本体は100%リサイクルアルミニウム製を使用し、前面と背面にはGorilla Glass Victusを採用。IP68防水も実現している。
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文・編集=安井克至

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