2人の関係を「スマホいじり」で壊さないための4つのヒント

あなたの相手はパートナー、それともスマホ?(Getty Images)

多くの人がパートナーとのコミュニケーションを改善したいと思ってセラピーを訪れる。たとえばこんなことをいう。

・長い時間いっしょにいるのに、今でも気持ちが離れていくのが心配です
・パートナーはいつもスマホをいじっているような気がする。それが心配の種です
・2人とも、どうすれば「ディスコネクト」できるのかわかっていません

いずれももっともな心配だ。学術誌『Media Psychology』に最近掲載された研究は、テクノロジーの使い過ぎは、他のレジャー活動と比べて、恋愛関係の著しい葛藤や不満足につながることを発見した。『Sex and Marital Therapy』誌に掲載された別の研究は「Technoference(テクノフェレンス)」が性的な相性を悪化させる可能性を指摘している。

以下に、「テクノフェレンス」「Phubbing(ファビング、スマホに夢中で相手を無視すること)」、その他デジタル機器のマイナス影響から、あなたたちの関係を守る4つの方法を紹介する。

#1. パートナーに話しにくい用途にスマホを使わない

あなたたちの関係に割って入るのはテクノロジーではないことがある。信頼の欠如だ。パートナーが長時間スマホに向かっている時、いったいこの人は何をしているだろうかと気になることがあるだろう。何を笑っているのか? なぜあんなに楽しそうなのか? 私の知らないどんなことを知っているのだろうか?

この種の感覚は心に重くのしかかることがある。あなたに結論を急がしたり、2人の関係を考え直すきっかけになるかもしれない。

そういう心配をパートナーに話すことが大切だ。相手がスマホを触っている時、自分が疎外感を感じることを伝え、中断するか境界線を決めてもらおう。

同様に、自分自身のテクノロジーなどの利用も監視して、パートナーも疎外されていないことを確認する。スマホで何をやっているかを相手と話し、可能ならば参加してもらうことで、あなたや2人の関係に対するパートナーの信頼を損ないかねない行動を避けることができる。

#2. テクノロジーは関係を妨げるのではなく、関係を強くするために使う

パートナーといつもいっしょに見る好きな番組はあるだろうか? 毎週Netflix and chill(ネットフリックスを見てリラックスする)ナイトを計画しているか? 2人とも投稿できるSNSの共有アカウントを持っているか? 似たような興味に関するオンライン・コミュニティに2人で参加しているか?
次ページ > IT境界線を決めてお互いが責任を持つ

翻訳=高橋信夫

ForbesBrandVoice

人気記事