時代を読む、ストーリーのあるホテルNo.22 「セルリアンタワー東急ホテル」

ロビーエリアに併設された吹き抜けのガーデンラウンジ。吹き抜けの広い空間、緑の日本庭園との一体感が快適。


完全予約制の「桜丘アフタヌーンティー」は、和風テイストのスイーツやセイボリー、抹茶などでいただく日本料理店らしいアイテムであり、是非、試して欲しい。また、数寄屋造りの料亭「セルリアンタワー数寄屋」には格式のある能楽堂も併設されている。

人気の高い「鉄板焼 桜-SAKURA-」、「鮨 以とう 一貫」は2階に、タワーズバー「ベロビスト」、さらにロビー階にはカジュアルなガーデンキッチン「かるめら」、ガーデンラウンジ「坐忘」の他、シガーバー「R261 CIGAR & ROCK」やジャズクラブ「JZ Brat SOUND OF TOKYO」など、プライベート感のある斬新な大人の空間も楽しめる。

特にシガーバーやジャズクラブは都会ならではの夜の雰囲気が漂い、一人カウンターに座り時を過ごす…、映画の主人公のような非日常の世界観もここでなら夢ではない。


シガーバー「R261 CIGAR & ROCK」の内観。妖艶な色遣いや丸いカウンター、ロックが流れるなど大人の時間を楽しむプライベートなバーは一人でも充分に雰囲気を満喫できる。

客室は19階から37階までの高層階にあり、そのコンセプトは「シンプル&モダン」。開業13年目の頃から次々にリニューアルを続け、現在、エグゼクティブフロアは32~37階、レジデンシャルフロア(サービスアパートメント)が38階を占めている。渋谷の喧騒や、ホテル周囲を囲むような一大再開発工事の騒音をシャットアウトし、都会にいるのを忘れてしまうほど静謐な空間に心身の安息感に包まれる。


館内随所に独創的なアートが飾られ、2018年3月にリニューアルオープンを迎えた35階のエグゼクティブラウンジには、安全ピンで造られたアートの逸品が。


35階に位置する「ジュニアスイートルーム富士-FUJI-」(59.9㎡〜62.7㎡)、日本の象徴が描かれた品格のあるジュニアスイート。


36~37階に位置する「コーナースイート」(85.3㎡~88.5㎡)のベッドルーム。浴室から外の景色が見えるビューバスタイプも好評。

特別なパーソナルサービスなら任せてとばかり、世界的なコンシエルジュの組織「レ・クレドール・ジャパン」(パリ本部)の正式メンバーの存在があることもホテルサービスの重要なポイント。とにかく困ったら何でも相談をしてみるといい。「スーパー・ラグジュアリーではありませんが…」とホテルスタッフは謙遜するが、このホテルは客室の快適性も施設の充実も、そして食事もサービスも、ビジネスエグゼクティブの厳しい要求に応えてくれそうだ。

セルリアンタワー東急ホテル
東京都渋谷区桜丘26-1
03-3476‐3000(代表)

文=せきねきょうこ

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