ビジネス

2022.10.05

ホンダ発、視覚障害者歩行サポートデバイス「あしらせ」 22年度内消費者へ

ホンダ発のスタートアップ「Ashirase(アシラセ)」は10月5日、プレシリーズAラウンドで3億円の資金調達を行ったと発表した。

Ashiraseは2021年4月に創業。代表の千野歩(ちのわたる)が、視覚障害をもつ身内の事故をきっかけに、ホンダの新事業創出プログラム「IGINITION」を通じ、立ち上げた。視覚障害者向けに、振動で進行方向を示す歩行サポートシステム「あしらせ」を開発する。

器具はデバイスの靴に装着し、専用のスマートフォンアプリで目的地を登録。曲がる方向に合わせて器具が振動し、利用者を目的地まで誘導する。

2022年度内の販売を目指し、今回の調達資金を元手に量産体制を構築するという。

文=露原直人

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