テクノロジー

2022.10.04 09:00

Web3.0企業BNVがファッション特化型メタバースを構築

パリ・ファッションウィークでのヴィクトル・ウェインサント(Photo by Foc Kan, WireImage / Getty Images)


BNVは、具体的に何をする企業なのか


当社はテクノロジーにも詳しいが、何と言ってもファッション企業だ。当社のフロントエンドチームの全員がファッション業界の出身なので、各ブランドが何を語り、何を期待しているのかについて正確に理解している。
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誰が出資しているのか


最大の出資者は、香港の「アニモカ・ブランズ」だ。評価額が58億ドルのベンチャーキャピタル企業だが、もともとはブロックチェーンゲームの開発企業だ。NFTゲーム「サンドボックス」の過半数を所有しているほか、NFTプラットフォーム「オープンシー」をはじめ、300社を超える多数のブロックチェーン関連企業に幅広く投資している。

BNVにはどのようなクライアントがいるのか


当社は現在、米ファッションデザイナー協議会(CFDA)の創立60周年記念イベントとして開催されるオークションプロジェクトに取り組んでおり、トミー・ヒルフィガー、マイケル・コース、コーチといったブランドの3Dプロダクトを製作中だ。オークション運営を担当するフランス、パリのブロックチェーン企業「アリアネー(Arianee)」とも手を組んでいる。サンドボックスやポリゴンも参加しているし、世界的な高級メーカーや一流ブランド、小売店などとも協議中だ。

物理的なパートナーシップでパリを選んだ理由は?


パリのWeb 3.0スペースは動きが活発で、絶好のロケーションだ。サンドボックスとアリアネー、スタートアップのインキュベーター施設「ステーションF」も、パリを拠点としている。
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世界最大のファッション企業体LVMHグループも、履歴情報に基づいた独自のブロックチェーン「オーラ(Aura)」を推進しているほか、テクノロジー企業のインキュベーションも手掛けており、大きな原動力となっている。パリは、韓国文化の国外市場にとって、最大規模の都市の一つだ。

forbes.com 原文

翻訳=遠藤康子/ガリレオ

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