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2022.10.06 12:00

シリコンバレーの動画スタートアップが本格上陸 創業期から支える27歳の日本人

Firework Japan代表の瀧澤優作

米シリコンバレーのスタートアップ「Loop Now Technologies」が手掛ける、動画マーケティングプラットフォーム「Firework」。企業のウェブサイト内にライブコマースや縦型ショート動画を導入できるサービスで、ウォルマートのECサイトにも導入されている。今年6月にはシリーズBでソフトバンク・ビジョン・ファンド2から総額190億円を調達した。

そんなFireworkが、本格的に日本での展開を進めている。そのプロジェクトリーダーが瀧澤優作、27歳。大学時代に留学したシリコンバレーで、同社にジョイン。そのまま現地に残って、現在までの成長を支えてきた。

単身でシリコンバレーに渡り、創業期のスタートアップに飛び込んだ瀧澤は、日本でどう勝負していくのか。これまでのキャリアと展望をきいた。

高校卒業までは野球一筋


──スタートアップ、あるいはシリコンバレーに興味を持ったのはなぜですか。

祖父母や大叔父がそれぞれ中小企業や大企業を経営していて、その影響で子どものころから経営者に憧れを抱いていました。とはいえ、小学1年生のころから高校卒業までは野球一筋で、高校では甲子園を目指していました。

卒業後は、慶應義塾大の経済学部に進学し、知り合いに紹介されたスタートアップでインターンを始めました。この頃から、シリコンバレーへの興味がわいてきたんです。

──Loop Now Technologiesとの出会いは。

大学3年生のときに、1年休学をして米シリコンバレーのサンノゼ州立大学へと留学したことがきっかけです。そこで日本とはスケールの違う、大規模なスタートアップで働く人たちに出会って、衝撃を受けました。

自分とほとんど歳の変わらない人たちが2000万円以上を当たり前に稼いでいることや、つくった機能が翌日にはリリースされ世界中で使われている、といったスピード感を目のあたりにして、鳥肌が立ちました。

「シリコンバレーに残ってインパクトのある仕事をしたい」、という気持ちが抑えきれなくなってしまい。なんとかここどどまれないかと画策しているときに、Loop Now Technologies共同創業者のVincent YangとJerry Lukの2人に出会い、インターンをさせてもらえることになりました。

それから5年半、ずっとこの会社でキャリアを積んでいます。
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文=渡辺まりか 編集=田中友梨 撮影=小田光二

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