そんな中、業界インサイダーのMajinBuは、最上位モデルの「iPhone 15 Ultra」には256GBのストレージやUSB-C(Thunderbolt 4と同等の転送速度を持つとされる)、2つのフロントカメラが搭載されると述べている。
このうち、最も期待を集めるのは「2つのフロントカメラ」の情報だ。MajinBuによるとデュアルフロントカメラを搭載するのは、iPhone 15 Ultraだけになるという。競合のアンドロイド端末も、過去に同様の実験を行ったが(特にPixel 3/3XLなど)、この機能は近年姿を消している。アップルは、競合が生み出したイノベーションを再発明し、その価値を高めて市場に投入することでも知られている。
グーグルはPixel 3のデュアルフロントカメラに、広角と超広角レンズを搭載していた。超広角レンズは、大人数での自撮りや、背景をより多く収めたい場合に特に有効だった。この機能はPixel 6 Proでは、ソフトウェアを使って1台のカメラだけでその効果を実現している
アップルがこの機能を模倣するかどうかはまだわからないが、同社は通常、物事に独自の工夫を盛り込むのが好きだ。新たな撮影モードや、FaceIDの強化があっても驚きではないだろう。
MajinBuは、AppleLeaksProとブルームバーグのマーク・ガーマンの見方を支持し、iPhone 15 Ultraが「Pro Max」に取って代わるだろうと述べている。これにより、iPhone 15シリーズは基本モデルに加え、iPhone 15 Plus、iPhone 15 Pro、iPhone 15 Ultraというラインナップになると予想される。
2023年は、アップルがiPhoneのラインナップを刷新する年として期待されている。
(forbes.com原文)