9070万ドル:2021年6月から2022年5月までの12カ月で稼いだ推定収入(税金とエージェント手数料の差し引き前)。これにより、米Forbesの「世界で最も稼いだスポーツ選手」7位にランクインした。9070万ドルのうち、テニスの賞金収入はわずか70万ドルだ。米Forbesの推定によると、競技以外の収入額9000万ドルは、スポーツ界全体のトップ。2位のNBA選手レブロン・ジェームズと比べて1000万ドル、3位のゴルフ選手タイガー・ウッズと比べて2200万ドル多い。
1億630万ドル:年間収入の最高額(米Forbesの2020年版「世界で最も稼いだスポーツ選手」)。同ランキングでフェデラーが1位になったのはこのときだけだ。2009年は11位だったが、2010年に6位に入って以降、毎年トップ10に名を連ねている。2020年の収入のうち1億ドルは、エンドースメント契約料と出演料だ。
1億3060万ドル:1998年にプロに転向して以降の賞金総額。ジョコビッチの1億5900万ドル、ナダルの1億3170万ドルに次いで3位だ。驚くことに、この額は、フェデラーのキャリア総収入(税金とエージェント手数料の差し引き前)の12%にも満たない。米Forbesの推定によれば、フェデラーはエンドースメント契約や出演料、他の事業活動で10億ドル近くの収入を得ている。
3億ドル:ユニクロと10年間のスポンサー契約を結んで得たとされる金額。フェデラーは2018年にユニクロと契約したが、それまでは20年にわたってナイキと契約を結び、およそ1億5000万ドルを受け取った。フェデラーはユニクロ以外にも、クレディ・スイスやリンツ、メルセデス、ロレックスなどさまざまな企業とスポンサー契約を結んでおり、すべてが10年以上と長期にわたっている。
11億ドル:フェデラーの推定生涯収入(税金とエージェント手数料の差し引き前。米Forbes推定)。ナダルは5億ドル、ジョコビッチは4億7000万ドルなので、その2倍以上だ(女子テニス選手として生涯収入最多は、セリーナ・ウィリアムズで3億4000万ドル)。
フェデラーのこの金額は、米Forbesの推定では、現役アスリートのなかで5番目に多い。それを超えるのは、タイガー・ウッズ、クリスティアーノ・ロナウド、レブロン・ジェームズ、リオネル・メッシのみだ。
フェデラーは、現金収入に加えて、スイスのスニーカーブランド「On」に多額を出資している。マイケル・ジョーダン、レブロン・ジェームズ、タイガー・ウッズに続いて、アスリートとして4人目のビリオネアも狙えそうだ。
(forbes.com 原文)