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2022.10.02 13:00

新時代の大富豪たち 世界のビリオネアランキング2022

Forbes JAPAN編集部

11. ゴーダム・アダーニ 900億ドル



インドのコングロマリット「アダーニ・グループ」の創業者兼会長。大学を中退し、1988年に家族経営の繊維店を日用品輸出会社に育て上げた。インド最大の民間港であるムンドラ港を所有している。

12. マイケル・ブルームバーグ 820億ドル

米情報通信企業「ブルームバーグ」の創業者。ニューヨークの元市長。2020年の米大統領選挙に民主党から出馬し、10億ドル以上を費やしたが撤退。22年の中間選挙での民主党支援には慎重な構えだ。

13. カルロス・スリム・ヘル 812億ドル

メキシコの通信サービス企業「アメリカ・モビル」の名誉会長。“ラテンアメリカ通信業界の巨人”は近年、慈善事業に精力的だが、自社株が44%上昇したことで昨年より184億ドル多く稼いでいる。

14. フランソワーズ・ベタンクール 748億ドル

フランスの化粧品会社「ロレアル」創業者の孫娘。同社株式の33%近くを保有しており、取締役を務めている。2019年4月に起きたパリのノートルダム大聖堂の火災復興に2億2600万ドルも寄付している。

15. マーク・ザッカーバーグ 673億ドル

メタバース開発企業メタ創業者兼CEO。ソーシャルメディアの「フェイスブック」「インスタグラム」などを傘下に置く。昨秋、社名を変更して世界を驚かせた。慈善事業にも積極的に取り組んでいる。

16. ジム・ウォルトン 662億ドル

ウォルマート創業者の子供で、200億ドルの資産を抱える家族経営の「アーベスト銀行」会長兼CEO。2016年に自身の息子スチュアートに席を譲るまで、ウォルマートの取締役を10年以上務めていた。

17. チョン・シャンシャン 657億ドル

中国最大の飲料会社「農夫山泉」の創業者兼会長。2020年9月に香港証券取引所に同社を上場させている。小学校を中退し、建設現場の作業員や報道記者を経て実業家に転身。アジア一の富豪になった。

18. アリス・ウォルトン 653億ドル

ウォルマート創業者の子供で、自身が2011年に創設した米アーカンソー州にあるクリスタル・ブリッジズ・アメリカン・アート美術館の会長。ビジネスよりも芸術のキュレーションに力を入れてきた。

19. ロブ・ウォルトン 650億ドル

ウォルマート創業者の子供で、同社の元会長。2015年に会長職を退いた後も取締役を務めている。米コロンビア大学で法律を専攻した経験を生かし、1970年のウォルマート上場に貢献している。
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文=井関庸介

この記事は 「Forbes JAPAN No.095 2022年月7号(2022/5/25発売)」に掲載されています。 定期購読はこちら >>

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