Kindleが電子ノートに進化!日本発売予定のアマゾン新製品をチェック

「電子書籍」から「電子ノート」へ。アマゾンが進化を遂げた「Kindle Scribe」を発表した


本機がFire TV Stickシリーズよりも数倍高値である理由は多機能だからだ。最新のオクタコアプロセッサーを搭載したことで、音声による操作も含めてスムーズな動作を実現。高速インターネット環境のメリットを存分に引き出すWi-Fi 6にも対応した。

そして新しいFire TV Cubeについて、筆者が最も魅力を感じる新機能は「HDMI入力」が1系統あることだ。

Blu-ray / DVDプレイヤーなど、本機を介して4Kテレビに接続すると、Fire TV Cubeに内蔵する超解像技術と4Kアップスケーリング機能により、映像を高精細化してテレビに出力できる。DVDで揃えたお気に入りの映画やドラマ、アニメなどのコレクションに再び目を通したくなりそうだ。

「Echo Show 15」がFire TV対応。テレビ番組の視聴も簡単に


Alexaによる音声操作機能を搭載するFire TV対応のリモコンが「Pro」として進化を遂げた。価格は税込3980円。11月6日に発売する。

先に紹介した第3世代のFire TV Cubeのほか、過去モデルを含むFire TVシリーズの幅広いラインナップに対応する。お気に入りのアプリを登録してワンクリックで呼び出せる「カスタムボタン」を配置したほか、内蔵スピーカーからビープ音を鳴らして探索できる「リモコンを探す」機能の追加などが特徴。ボタンにバックライトも搭載した。


音声で探索できる機能などを追加した「Alexa対応音声認識リモコン Pro」

2021年に発売した15インチのディスプレイと一体になったAlexa搭載スマートデバイス「Echo Show 15」には、無料のソフトウェアアップデートによりFire TVの機能が追加される。

アマゾンがEcho Show 15のユーザーに対して実施した調査の結果では、7割を超えるユーザーが「デバイスを動画鑑賞に使っている」という回答が寄せられたという。ユーザーの声を受けて、Echo Show 15に従来から搭載されているユーザーインターフェースはそのまま残しながら、Fire TVのウィジェットを追加。選択するとFire TVシリーズと同じホーム画面が立ち上がり、アマゾン Primeビデオのほかさまざまなコンテンツ配信サービスが楽しめるようになる。


Echo Show 15には、ソフトウェアアップデートによりFire TVシリーズと同じユーザーインターフェースが追加される

テレビの見逃し配信サービス「TVer」が簡単に視聴できるようになることが、日本のユーザーには大きなメリットになるだろう。Echo Show 15が「持ち運びも可能な小型モニター」として活用できる幅も広がる。

このアップデートにともない、Echo Show 15がAlexa対応音声認識リモコンから操作できるようにもなる。ただし、現状は対応するリモコンとしては2021年発売の第3世代機のみが発表されている格好だ。

AIを強化したスマートスピーカー「Echo」日本上陸はいつ?


アマゾンが実施した発表会では、この他にも音質を改善した次世代のスマートスピーカー「Echo」シリーズの新製品も発表された。現時点では日本での発売に関する詳細が伝えられていない。先に音質を強化したフラグシップモデル「Echo Studio」の第2世代機は、新色グレーシャーホワイトを加えて10月20日に発売される。


新しいEcho Dot with clock。天面にタッチセンサーリモコンが内蔵される

新しいスタンダードモデルのEcho Dot、Echo Dot with clockには、アマゾンが独自に設計したシステムICチップ「AZ2 Neural Edge Processor」が搭載される。機会学習に特化した高性能チップは、Alexaによる音声操作の「スムーズな応答」も実現する点に注目したい。AIとスムーズに会話が交わせるようになり、音声操作の「失敗」が減らせればユーザーの抵抗感も薄れていくだろう。

アマゾンではアメリカとカナダから、2020年に先行するかたちで同サービスをローンチしている。新しいEchoシリーズのスマートスピーカーは、同機能の日本語対応を待ってから満を持して日本市場にも導入されるのだろうか。今後の動向に注目したい。

連載:デジタル・トレンド・ハンズオン
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編集=安井克至

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