良い印象を与えることだけ考えている
就職面接は、双方向のものだ。しかし、企業側へ良い印象を与えることだけにフォーカスしていると、その仕事が自分に合ったものかどうかを判断するのに役立つ重要な情報を得る大きな機会を活用していないことになる。
もちろん面接では、他の候補者との違いをアピールし、面接官に良い印象を与えるべきだが、同時にこちらからも質問を投げかけて情報を引き出すべきだ。そうすれば、その仕事に自分が就くことが会社と自分の両方のためになるかどうかを判断するのに必要な情報を得られる。
誘いがあれば何でも乗ってしまう
優秀な人材には、苦労せずとも転職のチャンスが巡ってくるものだ。リンクトインにログインするたびに、新たなリクルーターからの面接の誘いが受信箱の中にあるのではないだろうか。あるいは、これまでの就職先はすべて、たまたま自分のことが頭に浮かんだ人から推薦されたものばかりだったのではないだろうか。
しかし、自分が本当にしたい仕事かどうかも分からないまま求人のオファーを受けてしまうと、長期的に満足できなくなる可能性が高まる。筆者はクライアントに対して、自分の価値を証明できる人には常に機会が存在するとアドバイスしている。それを理解できれば、目の前のどんなチャンスにも飛び付こうとは思わなくなる。一歩引いて、どの仕事が自分に合っているかを決断できるようになるだろう。
上記いずれかの項目に心当たりがあったり、就職してから後悔した経験を持っていたりするなら、それはあなただけではない。調査会社ザ・ハリス・ポールが米国の成人2000人を対象に実施した最近の調査によると、5人に1人は就職後に後悔したことがあった。だが、就職活動中に避けるべき行動が分かれば、より良い選択ができるようになり、より良い仕事が見つかるだろう。
(forbes.com 原文)