米国の出会い系利用者の47%、「ワクチン接種状況」が気になる

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過去1年間に出会い系アプリを利用した米国人の約半数が、相手のプロフィールにワクチンの接種状況が記載されていることが重要だと回答したことが、ピュー・リサーチ・センターが9月27日に開示した世論調査で明るみに出た。この傾向は、共和党支持者よりも民主党支持者の間で強いという。

7月5日から17日にかけて6034人を対象に実施された調査で、回答者の約23%が、プロフィールにワクチンの接種状況が含まれていることが「非常に重要だ」と答え、24%は「やや重要だ」と答えていた。

この傾向は、民主党支持者と民主党寄りの無党派層の間でより強く、ワクチン接種の有無が「非常に重要」または「やや重要」と回答した人の割合は64%に達していた。一方、共和党支持者や共和党寄りの無党派層の間でのこの割合は、わずか14%にとどまっていた。

さらに、民主党支持者の過半数の58%は、政治的傾向が重要だと答えたが、共和党支持者の間のこの数字は40%だった。

昨年、出会い系アプリを利用した人の約28%がビデオ通話などで非対面の初デートをしていたが、その理由に新型コロナウイルスを挙げた人はわずか8%だった。

昨年5月、人気のデートアプリのティンダーやバンブル、OkCupidなどは、バイデン政権との連携でプロフィールにワクチンの接種状況を表示可能にし、一部のアプリは接種を受けたユーザーのプロフィールをブーストし、接種を促していた。その当時、ホワイトハウスは接種をした、あるいは接種を予定しているOkCupidのユーザーがマッチッグに成功する確率が14%上昇したと述べていた。

新型コロナウイルスの予防接種を完全に受けている米国人の割合は、67.8%とされている。米疾病対策予防センター(CEC)によると、18歳から24歳の米国人の約65%、25歳から49歳の70%以上が完全に予防接種を受けており、この数値は65歳以上の間では92%以上となっている。

forbes.com 原文

編集=上田裕資

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