同社はこれまでに1億7500万ドル(約240億円)を調達し、住宅購入者200人にローンを提供。その数は今後、増えるだろう。
プロパティーテックは成長が続く分野だ。破綻した住宅ローン制度や、不動産仲介業、賃貸市場をベンチャーが修復するとの売り文句は、今後頻繁に聞かれるだろう。しかしこれには限界がある。不動産価格が全体的に高水準にあることからは、非常に多くの人が今後長年にわたり住宅を所有できず、家賃が高水準を維持する可能性が高いことが予想される。
全体的に見れば、簡単な解決策は存在しない。しかし起業家にできることは、人々が実際に直面する障壁を克服できるような解決策を作ることだ。こうした解決策に対する需要は今後、高まるだろう。