リアーナが来年のスーパーボウルに出演、音楽活動に復帰か

リアーナ / Getty Images

アップルミュージックは9月25日、リアーナが来年のスーパーボウルのハーフタイムショーのヘッドライナーを務めると発表した。自身が立ち上げた化粧品ブランド「Fenty Beauty」の成功によってビリオネアになった彼女は、このパフォーマンスで本格的に音楽に戻ってくるのかもしれない。

アップルミュージックは25日にリアーナの特徴のあるタトゥーの入った手がNFLのロゴ入りのフットボールを持っている写真を共有し、リアーナが午後早くに同じ画像をシェアした後、彼女が来年2月のハーフタイムショーのステージに立つと宣言した。

第57回スーパーボウルのハーフタイムショーは、2023年2月12日(日)にアリゾナ州グレンデールで開催される。今回の公演は、アップルミュージックがNFLのハーフタイムショーのスポンサーを、ペプシから引き継いで以来、初めてのものとなる。



フォーブスは、リアーナの保有資産を14億ドル(約2000億円)と推定しているが、そのほとんどは2020年に5億5000万ドル以上の売上を記録した彼女のコスメブランド、Fenty Beautyによるものだ。


リアーナが立ち上げたコスメブランド「Fenty Beauty」 / Getty Images

リアーナは以前、米国内の組織的な人種差別に対し、国歌斉唱中に膝をついて抗議したコリン・キャパニックに対するNFLの扱いを理由に、2020年のハーフタイムショーのヘッドライナーのオファーを断ったと語っていた。


コリン・キャパニック / Getty Images

「私は魂を売ったりはできなかった。イネイブラー(ためにならない手助けをする人)にもなりたくなかった。あの組織内には、私が全く同意できないことがあるから、彼らの役に立つようなことをやるつもりはなかった」とリアーナは2019年にヴォーグに語っていた。


コリン・キャパニックの人種差別への抗議に対するNFLの扱いに納得できず、キャパニックの行動に賛同しNFLに抗議する人々 / Getty Images

リアーナと同様に以前、スーパーボウルの出演を断ったジェイ・Zが運営するロック・ネイションは、2019年にNFLと契約を結び、ハーフタイムショーのプロデュースを務めるようになり、それ以来、出演アーティストの大半は非白人のアーティストが大半を占めるようになった。リアーナは2014年からロック・ネイションと契約している。

来年のハーフタイムショーは、リアーナにとって数年ぶりの音楽パフォーマンスとなる。彼女は2016年発表のアルバム「アンチ」以降はアルバムをリリースしておらず、2018年のグラミー賞授賞式以来パフォーマンスを行っていない。

2023年のスーパーボウルのハーフタイム・ショーはテイラー・スウィフトがヘッドライナーを務めるのではないかと噂されていたが、オファーを断ったことが報じられた。

forbes.com 原文

編集=上田裕資

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